歩く速度と自転車のスピードの関係。BD-1にばっかり乗る理由。 |
自転車に乗り始めてからどうも自分の走るスピードが遅いのではという疑問があったのですが、ミニベロでだからしょうがないなどと思っていたのです。
ところがひょんな事からロードバイクが手に入ることになり、これなら早いはずと勢い込んで乗ってみたものの、不思議なことにさほどミニベロとスピードが変わらないではないですか!これはどうしたこと?間違いなく漕ぐ力に問題があるのです。
何十年間もの間、週に一度のテニスはかかさない上、ここ数年間はさらにジムにも通って筋トレに励んでいるし、高校時代は短距離も結構速くて50メートル6.4秒だったのをいまでも覚えています。今まで運動神経が他人より大きく劣ると思ったことはありませんでした。
それがここ数年前に初めて気が付いたことがあります。以前は贅沢にも駅までバスに乗っていたし、いつも考え事をしながら歩いていたので(内容はしょうもないことばかりです)通勤途上で気づくことはなかったのです。駅までの2キロ弱を歩くようになって気が付いたのは自分の歩く速度が異常に遅いということでした。
人生も終盤に差し掛かったいまになってこんな事に今更気が付くのは自分でも相当抜けているとは思うのですけど、まさかこれほどとは思っていませんでした。
どのくらい遅いかといえば、たとえば後ろからハイヒールのコツコツという足音が聞こえてきたかと思えば、横をさっそうと追い抜かれて、気が付くとはるか前方ほとんど見えなくなるくらいまで引き離されているというくらい。よーく注意していると後ろから来る人にはほとんど全員に追い抜かれているではないですか!
これは結構やばいです。何とかしなくてはと思ってその原因を探ってみると、一つは蹴り足が指のほうに力が入っているはずなので踵に力を入れてけるようにしなさいということ。もう一つは股関節に体重が乗っていないのでは、という二つの原因が判明したのです。
そういえば特に股関節関係は昔から弱かったのを思い出しました。スキーでそれがわかったのですが、股関節にうまく体を載せて体重移動することが出来ないのです。
改善しようと思えども何十年も同じ歩き方をしているのですから、最初は注意しながら歩いていても気が付くとすっかり忘れています。
というわけで今でも気が付くと追いつかれ追い抜かれているという日々が続いているのです。
ここで導き出された結論は【歩くのが遅いのだから自転車だって早いわけがない!】です。
なるほど僕の自転車が遅いのはここに原因があったのです?
まさか歩くスピードと自転車のスピードに相関関係があったとは思ってもいませんでした。
しかし自転車の場合遅いのがメリットのこともあります。年取ってくると反応が鈍くなってくるので猛スピードでかっとんでいたらどっかで危ない目に合うのは目に見えています。その点のろのろ走っていれば避けるのも容易ですし、危ないので歩道を走らなくてはならない場合でも人の歩く速度と変わらないのですから安心です?
ちなみにロードバイクでヒルクライムに出場したり、日曜日には峠越えを含む日帰り200キロランなどをこなしているAさんに普段どのくらいのスピードで走っているか聞いてみると、ツーリングの時の平均は約時速40キロ、上り坂でも18キロくらいで走っているそうです。
ここに書くのは恥ずかしいのですが、僕がBD-1で普通の道を走っているとき、ちらっとメーターを見るといつも18キロくらいで走っていることが多いのです。(Aさんが山を登るときの速度!)
そして登り坂だとその勾配にかかわらずだいたい8~9キロというが普通です。これはママチャリのレベルと同じくらいでしょう。同じBD-1乗り(ただしスピードモデル)の知人のYさんは平地だと23キロくらいで走っているそうですし、一緒に走っていても上り坂になるとあっという間に視界から消えてしまうのでやっぱり僕は相当遅いのだということがわかります。
自転車のスピードといえば最近気になるのが電動アシスト付のママチャリです。特に前方の子供を盾にして?傍若無人な走りをするヤンママが増えている気がします。
子供の重量が増えていてもさすが電動アシストの威力、僕がえっちらこっちらと坂を上っていくと、横をビューンと追い越していきます。
この子供付電動アシストママチャリは歩道を走っていることが多いのですが、困るのは歩道にもかかわらず電動なので気がつかないうちに普通の自転車よりスピードが出てしまうことです。その上危ないのはのは乗っている本人たちがその事を意識していないことです。
本来自転車は歩道を走ってはいけないもので、やむを得ない場合だけ走っても良いことになっているはずなので、僕などはやむなく歩道を走る場合には遠慮しながらゆっくりゆっくりと走るのですが、電動自転車は思った以上にスピードが出てしまうためか気ずかずに歩道をかっとんでしまうようです。
というわけでこれから間違いなく増えそうなのが歩道での接触事故だとおもうのです。特に電動アシスト自転車の方歩道の上ではくれぐれもスピードダウンですよ!
それはともかくとしても電動アシスト自転車は一見普通のママチャリと同じ形なので、これに軽々と抜かれると一瞬ぎくっとします。僕が電動自転車に反感を持っているのもそういう事情が反映しているかもしれません。
言い訳が長くなりましたが、最近はとんとロードバイクからご無沙汰しております。
ご無沙汰している一番の理由はせっかく立派なロードバイクなのに僕が乗るとその性能をフルに発揮できないからです。(のろのろ走っているロードバイクってみっとも無いではないですよね)。
しかもロードの人がそろって着用している(あれを着なくてはロードバイクに乗ってはいけない?)ピチピチのユニフォームみたいなのも苦手です。加えて自転車にのるシチュエーションというのもがジム通いとか、写真を撮りに行くとか、なんか食べに行くとか、乗ること以外に目的があることが多いので、実用的なミニベロのほうが圧倒的に便利なのです。
さらに問題はライデイングポジションにあります。ドロップハンドルの下ハンドルなんてほとんど握る機会が無い上に、上を握っているとブレーキがかけにくいのです。しかも慣れないためか、たいそう疲れます。
今さらロードバイクでビュンビュンと走るだけの体力もなさそうなのでいっその事ハンドルをストレートに交換してしまおうかと思っているほど。
ついでにタイヤも太くして、泥除けをつけて、もちろんスタンドもつけて完全に街乗り用に改良【改悪?】してしまおうかなと夢想しているこのごろです。
本格的な自転車乗りの方からはおこられそうですし(M大先輩ごめんなさい!)、情けない話でもあります!
自分が楽しく乗れればいいのですから、何の遠慮もいりません。 ロードレーサーのハンドルをフラットバーに交換してクロスバイク的に乗るのも良いのでは?
お楽しみください。
ロードはともかく自転車そのもの(特にBD-1)への愛情はいよいよ増えるばかりで、減ることはありません。
今や自転車のない生活なんて想像もできなくなってしまいました。というわけでTAOさんのように山には登れませんが、ずっとノロノロと走り続けるつもりです!引き続きご指導のほどよろしくお願いいたします。