近頃なんだか有名な松輪さばを食べに・・・BD-1で出かけてみました。 |
上の写真は三浦海岸です。随分と開けたものです。今回はこの三浦海岸を走ってきました。
シーズンも終わりに近づいているというので、最近とみに有名になってきた松輪鯖を食べに行ってみました。
実は本来11月のC組輪行の目的にこの松輪鯖を提案したのですが、赤鬼ことOさんが学生時代に一度鯖にあたって大変な思いをしたことがあり、それ以来鯖は見るのも嫌だとのことで却下、それなら一人で行こうかなと思っていると渡りに船、テニス仲間の一人が知人と食べに行くので予約をしているので一緒にきませんかという話になったのです。そこで予約を一人追加してもらい、僕は自転車(BD-1)で行くことにしました。
とはいえ軟弱なC組のメンバーである僕のこと、電車で久里浜まで行ってそこから約15キロ程度をちょこっと走るだけです。
まずは電車で久里浜まで、鎌倉を過ぎると電車はぐっと空きます。久里浜駅は横須賀線の終点です。ひさびさに電車で終点まで来たきがします。駅の看板もここでおしまいというのもなんだか遠くへ来た雰囲気いっぱいです。
袋に入ったBD-1をよっこらしょと担いで改札に向かいます。BD-1を担ぐにはそこそこの力といささかの演技力が必要となります?
見かけよりも重いのでまずは力、そして自転車を担いでいるのですからヨロヨロと歩くわけにはいきません。こんなものたいして重くないわい!と見せるのが演技力です。
駅を降りてBD-1を組み立てようと思ってふと気が付くと、駅前になんと自転車組立専用コーナーがありそこには親切にも空気入れまで置いてあります。(誇らしげにスポーツバイク組み立て場所と書いてあるのがちとなんですけど?)なんとも自転車に親切な時代になったものです。
とはいえBD-1はものの数分で組み立てられるのでどこで組み立てるのもOKです。
輪行ならなんといっても数分で組み立てられる折り畳み自転車がほんとうに便利です。
その筆頭はなんといっても奇麗に畳めるブロンプトンで次点が我がbd-1と言ったところでしょう。
話は変わりますが最近bd-1の名称が本来のバーデイに戻ったそうで、こちらが本来の名前とは言えなんとなく寂しい気もします。
三浦半島に限らず半島というのは山がそのまま海に入ったような地形が多いので当然ながら坂が多くなります。特に港は谷のような入江にあるのでずっと下ったところにあるのが普通です。ということは帰りは当然ながら登りになるのです。ふう。
さて駅を出るとさっそく坂があります。駅前の道の名前は【尻こすり坂通り】という人を食った名前です。これは江戸時代につけられた名称だそうで、当時は尻もちをついてしまうほどの急坂でそうとうな難所だったようです。現在は途中で山が削られており、尻こすり坂も僕が自転車でそれほど苦労せずに登れる程度の坂になっています。
この坂の反対側の海岸が野比海岸です。
この海岸には思い出があります。昔若かりしころは夜中に意味もなく車を飛ばしたくなったものですが、その行先の一つがこの野比海岸でした。当時はまったくさびれた海岸でしたが、ここにたった一軒だけルート16(だったかな?)というお店がありハイカラなネーミングだったためか今でも良く覚えています。
現在は下の写真のように良く整備されていて記憶の中とはまったく別の場所のようになっています。
ここからは長い三浦海岸を海岸線に沿って続く道路を走ります。三浦海岸もすっかり様相を変えて今ではマンションなどがそびえ店も沢山あります。
まださほど走ってはいないのですがさっそく馴染のお店を見つけたので一服することにします。冷暖房が聞いた場所で座ってコーヒーを飲んでゆっくりできる、しかも清潔なトイレ付という堕落した上に懐の軽い自転車乗りにとっては絶好の味方がマクドナルドです。
窓から海を眺めながらゆっくりとコーヒーが飲めるのですからここのマックは豪勢なものです。窓の外ではドナルド君が一人で思索にふけっていました。
さらにうみ沿いに走って行くとだんだんと鄙びた雰囲気になっていきます。ここいらでちょっとBD-1の写真でもと撮ったのが下の写真です。良ーく見るとかすかにですが後方に海が写っているのがおわかりでしょうか?
ためしに海に降りてみると人気はまったくありませんが、けっこうゴミなど散乱していていっそう鄙びた雰囲気が強まります。
しばらく走ると海岸を離れてぐっと登って行きます。カーブを曲がってもう終わりかと思うと果てしもないように急坂が続きます。そのうち僕の力ではペダルを漕ぐのは限界になり、車も少なく誰もいないことを幸いに降りて押していきます。
帰りにこの坂を下る時にここを登ってくるロードバイクと会いました。もう頂上近くというのに立ちこぎでグングンと力強く登ってきたのを見て、やっぱりロードは違うなと思ったのですが、違うのはバイクの差ではなく脚力だというのは言うまでもありません!まったく。
坂を登りきるとあたり一面が大根畑の緑に覆われます。うねうねと続く丘のほとんどが大根畑になっていてその遥か先に海が見える風景はとても気持ちのよいものです。このうねうねと緑が続く風景はどこか外国のぶどう畑の景色と重なりますが、それほど広い範囲ではないので車だとすぐ通り過ぎてしまうことでしょう。そういう風景などもじっくりと楽しめるのはゆっくり走るBD-1ならではといえます?
国道からそれると道は細くなり、あぜ道という感じです。左折すると松輪港という小さな標識があったのでそれにしたがって細い道をさらに進むと、道はいっきに下って行きます。
集落があらわれ民宿という看板もちらほらと見えます。こういう港に泊まるのは主に釣り人なのでしょうか?
急坂を下りきると視界が一気に開けて小さな港が現れました。ところが看板を見るとここは松輪港には違いないのですが松輪間口港という名前なのです。しかもそれらしいレストランなど一軒も見当たりません。下の写真がその間口港です。(その続きは次回へ)