またまた300Bアンプが壊れたか?しばらくぶりに比べて見るとこれは違います! |
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2017年 04月 04日
上杉さん設計の300Bアンプが我が家に来てからかれこれ3年になろうとしています。今まで様々なアンプを使ってきましたが(300Bシングルだって2種類もつかってました!)なんといっても今使っている300Bプッシュプル・モノラルアンプ2台(ということは左右で300Bが4本も必要という贅沢なアンプです)が一番透明感があって爽やかであり、なによりも解像力や実在感が素晴らしいベストアンプであるのはまちがいのないところだと思われます。しかしその何とも贅沢なスペックが僕には不釣り合いというか、アンプの方でもなんとなくそれを察知している気配があり気おくれしている僕を後目に結構機嫌を損ねたりするのです。
以前にも片側からまったく音がでなくなり、接続を変えたり真空管を変えたりといろいろやってみた結果治らず、製作者のCさんの元に修理のため引き取られていった結果、どこにも異常がなかったとのことで掃除だけされただけですっかり機嫌を直して帰ってきたという事もありました。そしてその時は右側から音が出なかったのですが、今回は左側から音が出なくなったのです。(下の写真は本日の妙本寺の海堂、まだ咲き始めといったところ) この時に製作者のCさんから一言言われたのが、たまに掃除してくださいという事でした。特に真空管の差し込み口などは時々磨いてあげないといけないそうなのですが、僕の場合掃除がおっくうなのは、本来無精な事に加えて僕が物に触れるとなぜか不具合が生じると言うジンクスがこわいからです。というよりもはやこれは呪いのようなものにまで進化しているかもしれません。 これまでにも調子良く鳴っていた機材が僕がケーブルを入れ替えたり真空管をいれかえたりするとなぜか調子を落とすことが数多くあるのです(壊してしまうことも多い!)。とはいえ先般読んだオーデイオ本にもまめな掃除が必要と書いてあったので、先日一念発起してすべての接点を麺棒を無水アルコールに浸して丹念に掃除したばかりでした。 ピンケーブルの端子などを掃除すると麺棒に黒い汚れがついたりして、いかにも綺麗になったという実感がわいてきて確かに音もクリアーになったきがして気持ちの良いものです。とはいえ今回も掃除をしたので何か起こるのではないかと心配していたのですが、何事も起こらずにほっとしていたそれから一週間ほどたっての今回の出来事です。なにやら不吉な暗号を感じないではいられないではないですか?(下は同じく本日の妙本寺の桜、こちらはほぼ満開) 左側から音が出ないとなるとどこが悪いか調べなくてはなりません。一番多いのが接触不良です。スピーカーケーブル及び全ての機器間のケーブルを外して再び掃除してつなぎなおしてみます。変化なしです。次にDAコンバーターからの信号を送るケーブルを左右逆にしてみます。同じです。このあたりまで来ると必要もないのになぜか焦っていて額に汗などが浮かんでくるのです。 これはやっぱり故障かも知れないと思いながらも今度は真空管を種類ごとに順番に左右逆にしてみます。まったく病状の改善が見られません。5AR4は交換したばかりなので試に2本の12AU7をレイセオンの中古品に変えてみました。すると不思議なことに音が出るようになったのです! ところがこれでOKかと思えどそう簡単には機嫌を直してはくれません。無信号入力の状態の時ブーンという軽い雑音が入るのです。もちろん再生しているときもこの雑音はきこえているのですがそれほど目立つものではありません。そしてもう一つ気づいたのが音量の違いです。どうも音が右に偏って中央に定位しないのです。さまざまな音源で試してみましたがどれも同じです。(下は以前使っていた進藤アンプEL34プッシュプルです) この結果を製作者であるCさんに伝えたところ真空管アンプはデリケートなので無暗に電源を入れたり切ったりしないこと、また12AU7を交換して音が出るようになったのならAU7の不良が考えられるので、これを新品に変えて試してみてはいかがかとサジェスチョンをもらいました。 そこでアマゾンで検索すると数種ありました。アマゾンの直売で輸送料金のかからない上に評価がわりと良い中国製のゴールデンドラゴンを発注しました。実は現用の中国製300Bもアマゾンで購入してすぐに届いたのですが今回はお届け予定日が2週間ほど後になっていました。とはいえいつも早いアマゾンのこと予定よりも早くくるだろうと思っていたら予定日にも到着せずに代わりに来たのはさらに1週間以上かかるというメールでした。さらにそこには商品手配の都合がつかない場合商品のキャンセルもありえますなどと書いてあります。(下は以前使っていたampexのプリアンプ、デザインや色あいが実に良いです) ただちにキャンセルをして時間をやりくりして秋葉原に直行、以前も購入したことのあるアムトランスで今度はチェコ製のJJのECC82を4本購入しました。(どうせなら左右一度に交換した方が良いため)。名前は違えど12AU7はヨーロッパではECC82と呼ばれているそうです。 これで大丈夫かも知れないという期待を胸に秘めていそいで我が家に戻るとさっそく付け替えてみました。 しかし期待もむなしくブーンというハム音が聞こえます。CDを聞いて見るとやはり音像が右寄りになります。(レコードでも同じ)ということはやはりどこかアンプの具合が悪いのだと思います。頼みの綱のCさんは仕事が忙しく5月になるまで手が空かないとのことなので300Bが調子を崩して以来こちらで聞いている予備のマランツSM6100SAでもうしばらく聴くことになります。(下は今でも現用のトーレンスtd124) このマランツのパワーアンプあの高い製品ばかりのステレオサウンドのベストバイのなかで唯一3万円台という桁違いの安さながら20万円以下のパワーアンプのベスト10に残っただけありなかなかの実力の持ち主なのです。しかも今ならオークションで1万円台で手に入るのですから圧倒的にコストパフォーマンスの高いアンプでもあります。コストパフォーマンスに敏感な方には間違いなくお勧めです! こちらだけで聞いていれば普通に満足できる音ばかりであるばかりか低音の迫力は増すのでポップスやジャズは特に気持ちよく聞くことが出来ます。 ところがこちらでしばらく聞いていて、買ってきたJJの真空管に交換する時にちょっとだけ試し聞きした瞬間その違いを思い知ることになったのです。不具合による少々の雑音と右寄りの音像はよこに置いておくとして、その透明感のあるくっきりと澄み切った音は圧倒的に素晴らしかったのです。なによりも音色に艶と品格があるではないですか。 そういえば気付けばこちらのマランツで聞くようになってからは、なぜかジャズとかポップスとかクラシック以外の音楽を聞いている事のほうが多いではないですか。確かにマランツのほうが低音の押し出しは良いし音も全体的にシャープに聞こえるのです。 それに比べヴィオリンの音などは上杉300Bのように滑らかで透明ではありません。ちょっと聞きするとその特徴が余計に目立って聞こえてしまったのには驚きました。かたや一台でステレオ、かたやモノラル2台ですから広がりとか奥行、細部の描き方が違うのはもちろんです。 しかしそれまでしばらく300Bで聞いていてそれが普通に感じていたのですが、これって病気になって初めて健康のありがたさを知るというのに似ています。(治るとすぐそのありがたさを忘れてしまうのも同じかも?) 較べなければ幸せな生活が送れるのにというのはいつの時代にも真実ですが、車や人格などと違って比較的簡単に較べられるのがオーデイオの怖さというものです。それだけに較べる面白さと言うのもオーデイオの楽しみなのですけど。(下は昔使っていた6v6のアンプ。とても元気が良かったです)
by omoshiro-zukin
| 2017-04-04 20:25
| おもしろオーデイオ
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