気がつくとアントニオ・カルロス・ジョビンを聞いていた。そして再び素敵なアルバムに出会ったこと。 |
カレンダー
カテゴリ
ブログジャンル
最新の記事
記事ランキング
最新のコメント
以前の記事
2024年 03月 2024年 02月 2024年 01月 2023年 12月 2023年 11月 2023年 10月 2023年 09月 2023年 08月 2023年 07月 2023年 06月 2023年 05月 2023年 04月 2023年 03月 2023年 02月 2023年 01月 2022年 12月 2022年 11月 2022年 10月 2022年 09月 2022年 08月 2022年 07月 2022年 06月 2022年 05月 2022年 04月 2022年 03月 2022年 02月 2022年 01月 2021年 12月 2021年 11月 2021年 10月 2021年 09月 2021年 08月 2021年 07月 2021年 06月 2021年 05月 2021年 04月 2021年 03月 2021年 02月 2021年 01月 2020年 12月 2020年 11月 2020年 10月 2020年 09月 2020年 08月 2020年 07月 2020年 06月 2020年 05月 2020年 04月 2020年 03月 2020年 02月 2020年 01月 2019年 12月 2019年 11月 2019年 10月 2019年 09月 2019年 08月 2019年 07月 2019年 06月 2019年 05月 2019年 04月 2019年 03月 2019年 02月 2019年 01月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 10月 2018年 09月 2018年 08月 2018年 07月 2018年 06月 2018年 05月 2018年 04月 2018年 03月 2018年 02月 2018年 01月 2017年 12月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 07月 2017年 06月 2017年 05月 2017年 04月 2017年 03月 2017年 02月 2017年 01月 2016年 12月 2016年 11月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 画像一覧
検索
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
タグ
その他のジャンル
ブログパーツ
外部リンク
ファン
フォロー中のブログ
|
2017年 04月 25日
新緑の季節になりました。一年を通じて一番好きなときです。今回の写真はそんな緑の写真にしてみました。 かなり長い間の時間、波間から時々顔をだすクジラのように、いつも鳴りやむ事のない海の上の風の音のように、ジョビンの音楽は離れずつかずどこかでまるで通奏低音のように鳴り続けていたような気がします。 一番初めに買ったアルバムはまだスピーカーが棚に載っていた時代、安価なステレオ装置で聞いていた頃に買った紙製で出来た2枚折りのジャケットに入った日本のタイトルが【イパネマの娘】というアルバムでした。 持ち帰って聞いて見るとそれはまるで安っぽいムードミュージックのように聞こえたのですが、そんな最初の印象とは裏腹に疲れたとき、嬉しい時などなにかにつけて気がつくとつい聞いているというお気に入りのアルバムの一つとなりました。 最近はあまりに聴きすぎて飽きたのかあまり聞いていませんが、全体の音のバランスが良くストリングスの美しさが特徴の心が休まるようなアルバムです。 ところがつい最近オークションを見ていたら随分と安い値段で(たしか300円台でした!)今まで見たこともないジョビンのアルバムが目についたので思わず落札してみました。 彼の息子の絵がジャケットに使われている1972年に作られた【Jobin】というアルバムだったのですが、これがとびきり素敵なアルバムだったのです。 (まったくどこでどんな良い物に出会うかわからないのですから世の中は広いものだとつくづく思います!もしくは僕がただ無知なだけかもしれませんけど・・それにしても一人の人間が物事を知る範囲なんて極めて狭いものなのかもしれません)。 今まで聞いた彼のアルバムの中ではイパネマの娘、そしてエリスレジーナとのデユエットアルバムと並んで、いやもしくはそれ以上のお気に入りの一つとなったのです。 最初と最後が素晴らしい歌詞を持つ名曲【3月の雨】で締めくくられているのですが、それ以外の何曲かのインストルメンタルの曲がすべて一筋縄ではいかないような凝ったアレンジなのです。 人の心をちょっと逆なでするミッシェル・ルグランのアレンジを思い起こさせるような壮大で凝ったもので、それがこのアルバムの最大の特徴となっています。 それは時にはまるでフランスの作曲の管弦楽曲のようで、聞いているとまるでラベルとかドビッシーの曲かと思ってしまいうほどです。 クラシック音楽ファンにもぜひ聞いていただきたいアルバムです。(これを聞いてこんなのクラシックとは程遠いと怒る人がいても責任はもてませんが・・) 時には低弦が交響曲のように響き、時にはオーボエやフルートがメロデイを奏でるその構成はまるでクラシックの管弦楽曲そのままです。 ところが需要な役目を負っているその華麗なストリングスを調べてみるとジャケットにはなんとUNKNOWN STRINGSと書いてあるのでびっくり? (下の写真の中央にある赤いイラストのジャケットがそのアルバムです) ジョビンの曲が素晴らしいのは当たり前ですが、このアルバムではアレンジと指揮をしているクラウス・オガーマンの存在が実に大きいのです。 というわけで俄然このオガーマンさんに興味が湧いて調べてみると僕が知らなかっただけでやっぱり大変な人でしたが、そのことについては日を改めて。 あまりにもこのアルバムが良かったので、以前のアルバムも聞いて見ようと探してみたところジョビンに関わるアルバムが随分と出てきました。 CDが10枚、LPが4枚計14枚もありました。 そこで初めて自分が昔からけっこうジョビンのファンだったんだなと気がついたのでした。 とはいえ今回初めて聞いた72年に録音されたこの【Jobin】というアルバムだけが他のアルバムとどこか違っていて一層魅力的に聞こえるのですから不思議です。
by omoshiro-zukin
| 2017-04-25 10:43
| おもしろ音楽
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||