なにげない事だけど日常のなかでなぜか気になる小さなことについて。 |
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2017年 05月 14日
いままで気が付かなかったのに、ある日突然それに気が付くとそれからなんとなくそれが気になってしかたがないという経験はないでしょうか? そんな時いつも見慣れた世界というのは、実はほとんど何も見ていない物で溢れている事に気が付くのです。 近頃電車に乗っていていつも気になることがあります。今回はそのお話です。 昔フロリダのデイズ二―ワールドに行った時にモノレールを初めとして様々な場所で、独特の太い声で男性がアナウスしているのを聞いて、外人特有の深くて響く声が記憶に刻まれていました。 それは体格の良い外国人しかだせない声だと思っていたのですが、いつの頃からか日本の駅の男性アナウスも似たような声になっているのに気が付きました。 なるほど日本人の声も欧米人並になってきたのだなと納得しています。体格が外国人並に大きくなるにつれて声も変化するのでしょう。 そういえば電車に乗っていても昔は自分の背丈が普通だと思っていたのに最近では背の高い人が多くて自分がやたら低く感じてしまいます。 とはいえ気になる事はその事ではないのです。ちょっと気になるのは駅に到着した時にアナウスで流れる女性の声の駅名の発音なのです。 しかも僕が普段使っている電車の駅の中ではたった二つの駅だけでそう感じるのです。その駅は【田町】と【東戸塚】です。 列車が到着すると何度かその駅名を連呼するのですが、それが僕にはこう聞こえるのです。【たまちいー】【ひがしとつかーあ】大げさにかくとこうなのですが、ようするに語尾の最後がながく伸びるのです。不思議な事にただの戸塚だと語尾は伸びません。(とつかーあ)とはならずただの【とつか】なのですから不思議です。 別にどうという事ではないのですがこのアナウスを聞くたびにふと首を傾げたくなってしまうのです。 もう一つはデザインに関することです。僕が使っている京浜東北線では優先席周りが妙に凝ってデザインされていることに気が付いたのです。 まず優先席の色が他の座席と違う、これは普通です。しかしそれだけではありません。 優先席の前の床は濃いピンクと薄いピンクのストライプになっているのです。さらに他の場所ではつるつるのメッキのバーが優先席の周りでは握りやすいように突起のついた黄色のプラステイックのカバーで覆われています。さらに他の場所ではグレーのつり革のぶら下がる部分も鮮やかに黄色なのです。 これはここの空間が優先席だという事を目立たせるためのデザインだと思うのですが、これだけデザイン的に目立たさせているのに、そんな事をだれも気にしていない事が逆に不思議な空間となっているのです。 実は僕だってそれに気が付いたのはつい最近のことなのです。それ以来いつも乗るたびにこの空間をしげしげと眺め、誰がどういう経緯でこんなにも凝ったデザインにしたのだろうと思うのです。 これだけ凝った事をするには相当な手間がかかっているはずです、しかもこれだけ凝っていながらも誰もそれに気づいていない風景というのもちょっと奇妙です。 どんな人たちが頭を絞ってそのデザインを考えたかと想像すると、どこか知らない場所で行われたこのデザインを討議している風景が、まるでほかの星での出来事のように浮かんできて不思議な気持ちになるのです。 最後の一つは同じ京浜東北線の大井町駅の発車メロデイです。 日本は音に凝っている国なので各駅で発車メロデイが異なるという世界でも稀なことが行われている唯一の国だと思います。 ほとんどの駅ではオリジナルのメロデイが流れることが多いのですが、駅によっては地元に関係のある歌が流れたりもします。(この路線では蒲田では蒲田行進曲が流れます)ところが大井町駅では発車のたびにクラシックのビバルデイの有名な四季の春のメロデイが流れるのです。 といえばほとんどの人がこのメロデイを頭に浮かべることでしょう。それほど有名な曲です。 しかしなぜこの駅でビバルデイのメロデイが流れるのか僕にはわかりません。 それにしても何百年も前のベネチアの作曲家の曲が、遥か遠く離れた極東の島国で列車の発車するたびに鳴り続けているなんていう風景を当時のベネチアの人の誰が想像したことでしょう。 ヴィバルデイは親に捨てられた少女たちを集めた施設で、徹底的に少女たちに音楽教育をほどこし少女演奏集団を作ったひとです。 その人気はすごくヨーロッパ中の人が聞きに集まったそうです。(まるで現代のAKB48みたいに!) その後借金に苦しんだ彼はオペラの成功をもくろみウイーンに旅立つのですが、うまくいかないまま病に倒れ亡くなります。そしてモーツアルトと同じくそのお墓がどこにあるのかわかりません。 大井町駅ではるか昔にそんな波乱万丈の生涯を送ったビバルデイのメロデイを聞くたびにはるか昔のヴェネチアの町が浮かんできてなんだか不思議な気持ちになるのです。
by omoshiro-zukin
| 2017-05-14 21:11
| おもしろ旅
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