ジュリアン・レイジがフレッド・ハーシュと共演していたなんて!ヒールズ・バーグのジャズフェスを思い出した。 |
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2017年 06月 29日
随分と昔のことが、ついこの間のことのように思えるのは年寄の特権です。
思えば目の前でジュリアン・レイジの演奏を聞いたヒールズバーグのジャズ・フェステイバルは2007年のことですから、もはや一昔前と言って良いかも知れません。そのフェスの時に初めてジュリアンの名前を聞いたのです。 ジャズ・フェスのスタッフの人が地元の若者なんだけど凄腕のギター弾きだと自慢げに説明してくれました。 ヒールズバーグはアメリカの北カリフォルニアにあるワイン畑に囲まれたちょっとこじゃれた町です。 ワイナリーでのコンサートの前夜祭としてこの町の小さな劇場で行われたコンサートは、メインがギターのジム・ホールとベースのデイブ・ホーランドのデユオで、前座としてこのジュリアン・レイジと、同じくその頃売出し中のニューヨークのピアニスト、テイラー・エジストが出演しました。 今思うとなかなかよいコンサートに出会えたものです。 その日の午後にヒールズバーグの街に到着したばかりだったので、翌日のジャズフェスのチケットはあらかじめ日本で買っていましたが、この前夜祭のチケットは持っていませんでした。 たまたま町を散策していると劇場の前に列が出来ていたので、ためしに列の後ろに並んで見ました。 30分程度ならぶとスタッフの人が中から出てきて、混んでいるので並んでも、もうはいれないと思うよと言われました。 そこで諦めた人もいて、あるていど列は解散したのですが、僕はその後の予定もなくひまだったので開演時間までしつこく並んでいました。 開演時間ぎりぎりになってスタッフの人が出てきて、始まっちゃうから早く早く、と招きいれてくれました。(親切なジャズフェスでした!) 慌てて一番安いチケットを購入して入場すると小さな劇場はすでに満員です。 案内されたのは最前列に臨時に並べられた折り畳みの椅子です。一番安いチケットで、まさにかぶりつきで聴くことが出来たのです。 ジュリアンとテイラーの演奏は目にも止まらないような早いパッセージの応酬という、若さがあふれる熱いものでした。 確かに二人とも間違いなく凄腕でした。 あまりにも前座のこの二人の演奏が熱かったので、メインイベントたるジム・ホールのギターがあまりにも大人しく渋すぎるように感じてしまったほどです。 こういう若さ溢れる演奏と老練な演奏を続けて、すぐ目の前で聞くと言うのは間違いなく快楽の一つでした。 (下のCDジャケットの写真がフレッド・ハーシュとジュリアン・レイジです。 日本に戻ってきて早速この二人、テイラーエジストとジュリアン・レイジが共演しているCDアルバムを買って聞いて見たのですが、 あたりまえですが、やはり生で聴くような感動を味わう事はできませんでした。 その後この二人を特に追いかけることもなく過ごしてきたのですが、先日来気になっているJAZZピアニスト、フレッド・ハーシュのアルバムを調べていたらなんと彼とジュリアンが共演しているアルバムがあったのです。 さらにもとはと言えば先日、引退公演を聞いたばかりのゲイリーバートンが若いジュリアンを発掘し自分のバンドに出演させていたのでした。 調べてみるとジュリアン・レイジは2009年のデビュー以来ほとんど毎年のようにアルバムを出していて2016年にも新作のアルバムを出していました。 最近のギター弾きで良く聴くのはラッセル・マローンとジェシー・バンルーラーだけだったのですが、ジュリアンも活躍していたのです。 さてフレッド・ハーシュとジュリアンの共演盤に限っていえば、聞いて見るとお互いの個性がうまく合っているとは言えない気がしました。 ジュリアンのギターはドライブの効いた速弾きなのですが、フレッドもそれに合わせてドライブの効いた演奏をしているのです。 僕の好みから言えばフレッドの演奏にある、一種の(間)が好きなので、彼の良さがあまり出ていない感じがしたのです。 とはいえジュリアン・レイジの2016年の新作アルバム【ARC LIGHT】は従来のジャズギターに良く使われるセミアコーステイックではなく、ロックなどで使われる一枚板のソリッドモデル(いわゆるエレキギター)を使用し、しかも古き良き時代の名器テレキャスターの音色に敬意を表したものというですから面白そうです。 こちら方が彼の演奏には似合っているかもしれません。聞いてみなくては! と、こんな風に1人のミュージシャンに興味を持つと、次から次へと他のミュージシャンに繋がってしまうのは、当たり前のこととはいえなかなか面白いことです。
by omoshiro-zukin
| 2017-06-29 16:00
| おもしろ音楽
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