箱根でちょっとだけ散歩。人があまり行かず、いつも空いているところが好きです。 |
この場所は行ったことがありませんでした。
反対側の九頭龍神社方面は、紅葉時期に何度か訪れたことがあります。
静かで良いところですよね。
先日の山の写真はとても良かったです。ほんとうはああいう本格的な山にも行ってみたいのですけど、いまさら難しいです。
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2017年 08月 04日
箱根というのは有名な観光地にも関わらずここに行くときはいつも何かのついでという事が多いのです。
たとえば湯河原のレストランまでランチを食べに行った帰りとか、御殿場アウトレットに行った帰りとかです。 だいたいにしてぐうたらな僕ですから、目的が一つすめば後はのんびり過ごしたいと思うもの、なので行き場所はあまり人で混雑していないところ、ということになります。 お昼寝には最適の駐車場がある公園があります。 芦ノ湖最南端といえるはずれた場所にあるためか、いつもひっそりとしていてお昼寝には絶好の場所です。 さすがに冬は無理ですが、夏でも標高が高いので高原のような風が吹いています。 ましてや初夏や秋の気持ちの良い季節には快適なところです。 そう思うのは僕ばかりでないようで、業務用の車がちらほらとお休みしているのを見かけますが、だいたい土曜日といえども50台くらいは止まれるかと思う広い駐車場にはいつも数台の車しかいません。 とはいえここに来るのは駐車場で寝るためではありません(時にはそういう時もありますけれど)。 ここは箱根町立の自然公園になっており林の中を抜けると芦ノ湖湖畔に出ることができ、ほとんど人のいない湖畔の脇道やちょっとした森の中をゆっくりと散歩することが出来ます。 ゆっくりと歩いても1時間もかからずに一周して戻れるので、のんびりするのにはとても相応しい場所です。 この公園を歩いていても(いつも土曜日)ほとんど人と会うことはありません。ところどころにベンチなどあるのでお弁当など持参で来るのにもとても良いところなので、いつかはそうしようと思うのですが、たいがいが湯河原での食事の後に来るのでいまだに実現していません。 この公園は芦ノ湖の一番はずれ恩寵公園や関所よりさらに奥には行った、わかりにくい場所にあるのでにあるので、これだけいつも人が少ないのだと思われます。のんびりしてお気に入りのところです。 (こんな道が続きます) もう一か所は元箱根にある環境省・箱根ビジターセンターとその付近、そしてそこから近くの芦ノ湖キャンプ場の側のパーキングに車を止めて、そこから湖畔の道を歩いていける箱根用水です。 ビジターセンターは大きなガラスから外の風景を眺めることが出来る気持ちの良い施設です。 自販機の飲み物やアイスクリームで一息つくこともできます。展示もなかなか面白いのですが、ここもいつ訪れても人が少ないのが特に好きです。さすが国の施設だけあり内部も周辺も良く手入れされていて綺麗です。 ここからロープウエイの下を下って湖までいったり、逆に姥子駅のほうに登って行くこともできます。手軽なお散歩にはぴったりです。 (下は湖尻の水門付近です) 箱根水門は芦ノ湖からトンネルを掘って三島に流すという大工事によって作られました。そしてそのトンネルが掘られたのがなんと江戸時代なのです。江戸時代に作られた施設がいまだに現役で活躍しているという珍しい場所でもあります。 このトンネルについてのことは山本薩夫監督により【箱根風雲録】という名前で映画化されたことがあります。 以前TVで放映されたのをみたことがあります。ある名主が自らの財をなげうって農民のために荒地だった三島宿に芦ノ湖の水を引くのですが、トンネルが完成した後に幕府の弾圧により無実の罪で殺されてしまうという、戦後すぐの時代を反映した美談になっていました。 (水門の前あたりの風景) 史実はそうとう異なるようですが、ともあれ江戸時代に芦ノ湖から三島までトンネルを掘って水を引くという大工事が行われたことはまぎれもない事実です。 そして驚くことにこのトンネルは静岡側と芦ノ湖側の双方から掘り進められたのですが、その出会った地点の落差がたった5mほどしか違わなかったという驚異的に正確な工事でした。 さらにこの5mという落差は水を流しやすくするためわざと作られたという説まであるのです。 (現在の水門付近) この芦ノ湖から水が流れ出すトンネルの入り口まで湖尻水門からぶらぶらと歩いても20分程度でしょうか、最初に書いた公園は湖畔沿いの道から芦ノ湖が良く見えるのですが、こちらは樹木が生い茂っているのであまり見晴らしは良くありません。ところが実はこの湖畔沿いの道は先に書いた芦ノ湖の南はしの公園までつながっているので、健脚な人なら芦ノ湖を歩いて半周できるのです。 静かで良いコースだと思いますが、やわな僕はその一部だけで充分満足してしまうのでした。 (こういう静かな入江もあります) 水門のまわりは開けて湖がみえます。この辺りではかならず数人の釣り人が半身を水の中に入れて釣りをしています。 夏はともかく秋や春のはだ寒い日でもかならず体の半分は水の中につかった釣り人がいるのですから、好きというのはすごいものです。 釣りというのはそれほど魅力のあるものらしく、釣り好きだと自分が釣りをしなくてもやっている人がいたら、気になって見ずにはいられないというほどのようです。 【ひまなやつがいるねえ。この間釣りやってるやつのそばで半日もずっと見てたやつがいたよ】 【なんで半日も見てたってわかるんだい】 【だって俺はそれを反対の橋の上からずっと見てたんだから】・・・というような話があるほど。 ともあれのんびりするというのは良いことです。観光地といえども場所によっては結構空いているものです。
by omoshiro-zukin
| 2017-08-04 18:11
| おもしろ旅
|
Comments(2)
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by
ハンコック
at 2017-08-09 07:54
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お写真、雰囲気があって良いですね。
この場所は行ったことがありませんでした。 反対側の九頭龍神社方面は、紅葉時期に何度か訪れたことがあります。 静かで良いところですよね。
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Commented
by
omoshiro-zukin at 2017-08-09 08:51
ありがとうございます。ハンコックさんのフィルムを使った山の写真のようにはとても行きませんけど!
先日の山の写真はとても良かったです。ほんとうはああいう本格的な山にも行ってみたいのですけど、いまさら難しいです。
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