トーレンス124(マークI)をやっと修理に持って行きました。 |
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2017年 09月 19日
このレコードプレヤーが発売されたのは1950年代の末ですから、僕の124もだいたい50年以上も前のものという事になります。 当時は一月分の給料くらいの値段だったそうで、そんな高級機でも今では僕が持てるようになったのですから良い時代です。 50年以上も前の電気製品が未だに動いているというだけで驚いてしまいますが、さらに未だにその製品が名器として珍重されているのですからすごいものです。 確かにほとんどのオーデイマニアのかたに聞いてもこのプレヤーを悪くいう人がいないばかりか、未だに絶賛する人も多いのですから、その真価がわからずに持っているのは僕くらいなのでしょう。 (下はお店の床に置かれてオーバーホールを待つ我が124) 先日久々にレコードを聞いていて、(レコードって、やっぱりいいな!)と、うっとりと聞いていたなにやらブツブツと雑音が入ります。止めてアームを動かして見るとアームを動かすと雑音が出るのです。これはどこかの接触不良だと思い、同時に(やっぱり)と思ったのです。 トーレンス124は古いばかりか、その機構もとても凝っています。単純にベルトで動かすだけでなく、リムドライブを併用したような凝ったメカニズムです。これを見るたびにメカに弱い僕はこんなに古くて複雑でデリケートな機械はいつか故障するに違いない、少々僕の手にはあまる機械だな・・・と少々重荷に思っていたからです。 そんな僕の心配を裏付けるような今回の不具合ですが、それも当然かもしれません。 なんせこのプレヤーを手に入れてから10年近くも、なんのメンテナスもせずに過ごしてきたからです。 (プラッターとるとこんな感じです。) そこで、そもそもこのプレヤーを聞かなくては駄目となかば強制的に譲ってくれた、喫茶店なのかオーデイオショップなのかわからないというお店のマスターのもとに馳せ参じたのでした。 故障してからしばらく時間が経ってしまったのは、このお店が都内のはずれ、江戸川を渡った先にあるという、我が家からは不便な場所なのでなかなか時間を作って行くことが出来なかったからです。 僕の124を見るなりいきなり、もっと手入れをして綺麗にしておかなければダメ、とか軸受けの油が切れているとか、マスターからしかられてしまいました。ごもっとです・・反省。ともあれ全体的にオーバーホールをすることになったのでした。 久々にこのお店に来たのですが、オーデイオ用品以外にもさらに沢山の貴重な品物で溢れかえっていたのにびっくりです。 もともとこのお店はスタジオのような一角にレコードプレヤーが6台もあり、アンプも数台、スーピーカーもアルテックユニットを組み合わせた自製のスピーカーです。 今回は頼まれて制作したというプリアンプがスピーカーの前に鎮座しており、横の壁には、雑誌なのでよく見たオーデイオ評論家の菅野のさんが使っているマッキントッシュのスピーカーも置いてあり、喫茶店というよりは、まるでオーデイオ店のような雰囲気です。 下がマスターが今回作った真空管プリアンプですが、チークの木目のケースに、ハンマー塗装のボデイという見た目もとても美しいのが特徴です。マスターはアンプやスピーカー制作でも突き板はりからハンマー塗装まで全て自分でやってしまうばかりか、オーデイオ用のコンピューターまで自作してしまうという何でも出来る凄腕の持ち主です。 (暗くて写真がうまく撮れていませんが、実物はハンマー塗装とチークの木目の外箱が美しい、とてもチャーミングなプリアンプです。ボリュームは東京光音のアッテイネーターを驕っています。恐る恐る値段を尋ねたら、ものすごくリーズナブルでした。) 久しぶりに訪れたのですがマスターとはオーデイオの話より、お店にあった別の物の話で盛り上がりました。 まずはカウンターの横の三脚に乗った2台の大判カメラです。一台がリンホフもう一台がジナーだと思われますが定かでありません(マスターの話では車で例えると一台がロールスロイス、もう一台がベントレーだとか?) その横の机の上にはライカとハッセルブラッドとオリンパスペンという3台のデジタルカメラが置いてあったのですが、ハッセルブラッドにデジタルカメラがあるとは思いませんでした。実はこれはフィルム用のハッセルブラッドに純正のデジカメの部分を組み合わせたものだそうです。オリンパスペンもよく見るとレンズだけがライカの物に変わっていました。(なんという贅沢!) さらに大判カメラもデジタルカメラをつけて撮れるように改造されているという凝り方です。 (下はそのハッセルブラッドのデジタルカメラ) さらに面白いのはプリンターです。マスターはこれで写真をプリントしているそうですが、これに改良を施して液体インクが自動的に補充されるようになっていました。こんなものものまで改造してしまうのです。 (下の写真) 今回初めて目についたのがトーレンス製のオールゴールが2台。 トーレンスがもともとオルゴールを作っていた会社だというのは知っていましたが、現物を見るのは初めてです。小さなレコード型の円盤で音源が選べるようになっていて小さな箱が鳴っているとは思えないほど豊かな響きでした。なるほどこれがトーレンスの原点かと感心したのでした。 そしてイタリアから直輸入したという何十万円もするピカピカの美しいエスプレッソマシーン。直交渉には随分手間取ったそうです。 残念ながら今回は普通のコーヒーを飲んだ後に気が付いたので、次回はぜひこれで入れたエスプレッソを飲んでみたいものです。 さらに話が車にまでおよび現在8気筒のエンジンを積んだドイツ車に乗っているそうですが、そのコンピューターにつないで、故障診断したりコンピューターの制御を自由に変えられるというデイラーにしか無いような機械を見せてもらったり、話は延々と尽きないのでした。 それにしてもどんな分野の機械でも自らの手で操ってしまうというその範疇の広さと、そのエネルギーには改めて驚かされてしまったのです。 それに引き換えわが身は・・・・というのは、はやあまり考えないことになっています。 (これがそのエスプレッソマシンです!)
by omoshiro-zukin
| 2017-09-19 20:28
| おもしろオーデイオ
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