落語はライブに限る? 柳家喬太郎と桃月庵白酒の二人会を聞きに行く。 |
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2017年 10月 09日
最近一番聞いているCDといえば落語です。
先日立川志らくが書いた(落語284編)という辞典のような本で、どのくらいの話を聞いたものか確かめて見ました。 昔聞いたものを含めると、なんと我ながら驚いた事にこの辞典に乗っている話の半分以上、151編もの話を聞いたことがあったのです!(ひまなこと!) 数年前まで落語などほとんど真剣に聞いていなかったので格段の進歩?と言えましょう。 落語通というにはまだまだですが、そこそこの落語好きのレベルにはなっているようです。 落語で好きなのは憎めない登場人物たちです。 思い込みと早合点と想像力の豊かさには頭が下がります。まるで知っている人が出ているような気さえしてしまいます? (落語は人間の業の肯定)だと言った大師匠の言葉がしみじみと実感できます。 小学生の頃はラジオしかありませんでしたから、ラジオでしょちゅうやっていた落語というのは比較的身近なものでした。 最近の小学生は落語を聞く機会などないので学校なので勉強のため落語を聞かせる?というのですから時代は変わったものです。 おりしも最近は落語ブームだそうで、落語というものが始まって以来落語家の数が一番多いそうで、関東、関西も合わせるとなんと1000人近くも居るというのですから恐れ入ります。 にもかかわらずどこのホールでも人気のある落語家の会はチケットを取るのが難しいという状況です。その反面これだけ沢山いると、ひもじい思いをしている落語家もいるはずで、どこの世界も厳しいものであります。 (えー)とか(んー)とか言いながら、この時代にはあまり聞いたことのないべらんめえ調でまくしたてるのが落語かと思っていたのですがその概念が変わったのが、米朝の落語を聞いてからでした。 それまで関西の落語なんて関西弁の早口でせわしないものと決めつけていたのですが実際に聞いてみるとそうでもない。 全員がそうというわけではありませんが、桂米朝(3代目)も笑福亭松鶴(6代目)もどこかゆったりした風情が漂っていて、そこが好きになったのです。 それからは沢山CDの出ている米朝を聞きまくってすっかり関西落語のファンになり、聞くCDが無くなってからしかたなく関東の落語を聞くようになり、そのうち(えー)とか(うー)とかいう江戸っ子風の合いの手も気にならなくなって最近は誰構わずCDを聞きまくっています。 さすがCDになるだけあって皆上手いかと言うとさにあらず、どうしてこんなひどいのがCD化されてるの?と思うようなのもあるのがたまにあるのがご愛嬌です。 音楽の演奏と同じでやる人によってこれだけ違うというのが解るのは音楽よりわかり易いかも知れません。 同じ落語というカテゴリーでも新作と古典はジャズならハードバップとフリージャズくらい違うものですが、演奏者が違うと別の音楽になるように、同じ古典でも演者によって随分違うものになったりします。 中には古典落語の基本ストーリーを現代に置き換えてまったく新しい話のようにしてしまうのもあります。白鳥の(富久=富Q)などがそれですが、これがまたなかなか面白いのです。 またまったくの新作でも登場人物が古典落語のキャラクターそのままでなので、まるで馴染の登場人物が出てくる古典落語を聞いているように感じる話もあります。 志の輔の【緑の窓口】などその手の話で、話は現代ですが登場人物は江戸時代の落語の人物そのままです。これもまたたいそう面白い傑作です。 ということは、結局早い話が上手い人が演じればどんな話でも面白くなるということでして、へたくそなやつの演じる話は古典だろうと新作だろうとつまらないというシンプルな結論になります。 さて今回聞きに行った両名はもちろん下手くそなどではなく、人気と実力のある落語家です。 両名ともCDで聞いたことがあったのですが、ライブのとなるとその特徴が余計に発揮されるのが面白いことです。 中でも(まくら)は演じる場所をネタにすることが多いので生ならではの楽しみとなります。特に人を食ったような喬太郎のまくらは生でなくては聞くことのできない面白さでした。 それにしても時には身振りを交え、長時間ひたすらおしゃべりし続け、その間観客の関心をずっと引きつけているのは大変な力仕事です。聞いているだけでも結構疲れるのですから喋る方は大変でしょう。 その圧倒されるようなエネルギーを感じることが出来るのが生の落語の醍醐味の一つでしょう。 次回はライブが面白そうな立川志らく、三遊亭白鳥などをぜひ聴きに行きたいと思ったのですが、たいそうな人気でなかなかチケットが取れそうもありません。 それはともかくとして、しばらく関西落語を聞いていないと、あの賑やかな鳴り物が入る(さて、その道中の賑やかなこと!)という場面がなぜか懐かしくなるのでした。
by omoshiro-zukin
| 2017-10-09 08:46
| おもしろ音楽
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