ちょっと早いですが、箱根に紅葉を訪ねて、初めて知った石仏群に驚いたこと。 |
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2017年 11月 10日
紅葉のシーズンというのは短くて、いつも気が付くと終わっていたりします。
今年はそんなことが無いようにと先週末、早めに箱根まで足を伸ばしてみました。 箱根といえばいつもあまり人のいかないような場所ばかり行っているのですが、今回はど真ん中のストレート、箱根でも一位2位を争う人気スポット、強羅の箱根美術館です。 ここは紅白梅図屏風を見にいった熱海のMOA美術館の姉妹館です。 近所にある岡田美術館と同じ名前の岡田さんが建てたものですが、片方は宗教、片方は遊戯機械とまったく関係はありません。 ここは美術館よりも庭に人気があるようで、特に紅葉シーズンの苔の生えた庭と紅葉の対比が美しいと人気があるようです。 僕が箱根に行くときは湯河原のフレンチにランチを食べに行った帰りに立ち寄ることが多いので、小田原から登ったほうが便利な強羅はあまり行かない場所です。 週末とあって混みあうことが予想されたので開園時間の前に到着しました。広い駐車場は幸いまだがらがらです。 園内に入るとなるほど深い緑の苔に覆われた庭と紅葉は良く映えますが、残念ながらまだ紅葉し始めたばかりというところで、少々早かったようです。 広々としたというより人工的にこじんまりと作られた景観という感じです。 庭を散歩して展示されていた広重の東海道五十三次の浮世絵を見学してもまだ11時です。 元箱根の湖畔付近でお昼でも食べていつもの場所でも散策してみようと国道1号を芦ノ湖に向うと、ちょうど見晴らしが開けるあたりの山が少し色づいていてとても綺麗です。 いつもならあっという間に通り過ぎてしまう精進池(しょうじんがいけ)に駐車スペースを見つけて車を降りて見ました。 眼下に池、そしてその周りを取り囲むように紅葉し始めた山がある風景はなかなか雄大で気持ちの良いものです。しかも先ほどの強羅と違ってひっそりとしています。 そこには石仏群と歴史館という立派な建物がありました。 このあたりには石仏群があったというのは何となく知っていますが、ここは道路が直線なのであっという間に通り過ぎてしまうような場所なのです。 そのためか箱根美術館とはうってかわって、ここにはほとんど人の姿がありません。 僕も横を通ったことは何度もあったのですが、ここに車を止めたのははじめてでした。入ってみるとこの辺りにあった石仏群の展示や説明のあるなかなか立派な施設でした。 箱根の旧道というのは有名ですが、実は鎌倉時代にはこの辺りが箱根を超えて行く道だったそうで、その頃は相当の交通量だったと思われます。 現在の国道一号線を作る工事などで風景は一変しているようですが、当時はこの辺りには地面から噴煙が立ち上り、まるで地獄を想像させるような風景だったそうで、そのためかここに沢山の石仏が刻まれるようになったそうです。 池に沿って遊歩道が整備されているので歩いてみました。良く晴れているのですが、思ったより冷たい風が吹き抜けます。 池を見下ろし、紅葉の山を眺めながら林の中をのんびり歩いていくと、さまざまな石仏や石塔を見ることができます。しかも実に良く整備されているのです。 こんなところにこんなに見どころ沢山の遊歩道があったなんてまったく気が付きませんでした。 これだけの石仏や石塔をこんなに山奥に建てるには相当な人力と財力が必要だったはずです。 こんな山奥にまで仏の姿を刻んで成仏を望まなくてはならないという、戦いに明け暮れていた鎌倉時代に暮らす人々の心情が、ほんの少しばかり伝わってくるような気がしたのです。 地獄から救ってくれるので主に処刑場やお墓の近くにある地蔵菩薩がたくさんあることでわかるように、ここは確かに死後の世界と繋がる場所だったのでしょう。 ひっそりとした石仏群のある場所を離れて元箱根に出ようとすると早くも道が渋滞していました。 これでは湖畔でゆっくりとランチどころではありません。 すかさず箱根神社から芦ノ湖湖畔伝いに空いている道を選んで抜けて、箱根で食事をするなら此処と決まっている、いつもの場所まで行くことにしました。 乙女峠にある中華料理【大源】です。箱根で中華?とは意外ですが、ここは観光地とは思えない、まともな中華料理が食べられるのです。 と言っても僕はいつも【担担麺】しか食べないですけど! 一品食べればそのお店のレベルはわかると言うもの。この店の担担麺は好物なのです。 そのためかここはいつも大混雑で特に夜などは予約しておかないと入れないほどです。 静かな乙女峠で、入るとまるで都会の繁華街のお店のように人でいっぱいの中華料理屋というのは、なかなか面白い雰囲気です。 というわけでいつもの担担麺でお腹を満足させたのでしたが、今回の収穫は人気の少ない石仏群でした。 華やかな観光地の箱根にあって、ここだけは、いまだ中世の風が吹いているような、どこかひっそりとした場所だったのが特に印象に残ったのでした。
by omoshiro-zukin
| 2017-11-10 16:20
| おもしろ旅
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