またまた飽きずに、僕の鎌倉定番コースに行ってみました。東慶寺と覚園寺。 |
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2017年 11月 12日
鎌倉はいつも人で溢れているので、混雑している場所は敬遠しているのですが、時間を選べば意外とゆったりとした時を過ごすことができます。
そこは地元の強みで午前中の早い時間に行きたい場所だけさっと行ってしまうというのが一番良い方法のように思います。
というわけでもう何回も同じコースをたどっている東慶寺と覚園寺という僕が個人的にとても好きな二つのお寺を巡ってきました。 東慶寺はこのブログに幾度となく写真が出てくるお気に入りのお寺です。 週に2度のジムに行くときに自転車でこのお寺の前を通過しているのですが、なんせ行きなので立ち寄る余裕がありません。 帰りは急坂をさけるため別の道を通ってしまうので、特別に帰りのルートを変更して立ち寄ることになります。せいぜい月に一度くらい訪れる程度かも知れません。 今回は朝8時半の開門に合わせて東慶寺に着きました。 さすがに開門してすぐにはまだ訪れる人も少なくゆっくりと境内を見て回ることが出来ます。 東慶寺の特徴は、ここには古い建物が無いことです。鎌倉のお寺では、一番新しい建物ばかりなのです。(たぶん)それゆえか、とても清々しく明るいのです。 詳しいことは良く解りませんが、尼寺から普通のお寺に変った後は、随分と貧乏になってしまったようです。 たぶんそれを救ったのが、横浜の三渓園で有名な原三渓さんなのです。 その証拠に本来ここにあった本殿は三渓園に移築され現在も三渓園にあります。 本殿を相当なお金で買い取ってここに移築したのです。 そして本殿のあった一番目立つ場所が、いまでは四季折々に花が咲く、自然の野原のような野趣あふれる庭となっているのです。 そのため、このお寺は鎌倉にあるどのお寺とも違った開放的な雰囲気を手に入れたのです。 門をくぐると、参道が山の中腹までまっすぐと伸びていて、その上には空は広がっています。 本来ならば参道は本堂に突き当たるのが普通ですが、ここでは本殿に突き当たることなく遠く山の中腹まで伸びているのです。 まだ紅葉の季節にはだいぶ早いのですが、いつ来てもなぜかきりっとした清冽な空気と、どこか優しい感じのたおやかな空気に触れてほっとした気持ちになります。 本殿の釈迦如来坐像や、好きだった赤瀬川源平さんのお墓に手を合わせたりして、境内をブラブラと歩いているとあっと言う間に1時間くらいが経過してしまいます。 この時間になると平日とはいえかなりの人が目につくようになります。 (9時過ぎには外国人観光客もやってきました。下の写真) ここから細い道を山に向かってしばらく行くと突き当りが【覚園寺】です。 このお寺の敷地は広く一つ山を越すと北鎌倉の建長寺とおとなりどうしとなるほどで、いかにも山奥のお寺といった静かな風情があります。 お寺にまったく興味が無かった僕がここを訪れることになったのは、数年前にジムで知り合ったKさんのおかげです。 鎌倉に詳しいKさんと何度かに分けて自転車で鎌倉のお寺を案内してもらい、その時に初めてここに来たのです。 今興味を持っていることといえば、そのほとんどは人から教えてもらった事ばかりというのも、考えてみるすごいことです?。 このお寺が空いている理由は地理的な事に加えて拝観時間が決められていることにもあります。 1時間ごとにある住職の説明がついた50分程度のツアーに参加しないと見学することが出来ないのです。 しかも室内はもとよりその見事な庭もすべて撮影禁止なのです。 とはいえこのツアーがなかなか面白いのです。すでに6・7回くらいは参加しているのですがまったく飽きません。 このお寺が素晴らしいのは広々とした雑木林のような庭と藁葺木造の本殿と薬師三尊です。 ここにくるとつくづく撮影禁止なのが残念だと思われるような風景です。 山深く静かな雰囲気のお寺です。特に紅葉の季節だと薄暗い本殿から振り返った時、光の中に煌めく紅葉がひときわ美しく感じられるのですが、今回はまだ紅葉には早すぎます。 それでも薄緑色の楓の葉が光を浴びて空に細かい模様を描き出しているのをみるのはとても幸福な時間です。 本殿の中に安置されている薬師如来、日光菩薩、月光菩薩の象もひときわ立派ですし、まわりを取り囲む十二神将も立派です。 この十二神将はこの寺に住み込みの彫師が手掛けたものらしいですが見ごたえがあります。 さらに良いのはこういった象が本殿の奥のほうに鎮座しているわけではなく、手の届くような近い場所にあることです。 普通のお寺は奥の方に仏像の姿がやっと拝めるだけというのが多いのですが、ここでは仏像の息遣いまで聞こえるような気がするほどです。 東慶寺や覚園寺に来て一番感じるのはヨーロッパの寺院とあまりにも対照的なことです。 ヨーロッパの寺院は建物が主人公です。 それはものすごい重量感と冷たい石の感触で、人を圧倒するような迫力で迫ってくるのですが、それとは反対にこの二つのお寺では庭(木々や草花)と建物はまったく同じ立場に見えるのです。 確かに木造の日本のお寺の中にも、権力のすごさを感じさせるようなものも多いのですが、この二つのお寺を訪れるとなぜかほっとするのは、建物と周囲の風景がお互いを主張することなく穏やかに共存していることにあるような気がするのです。 すっかりくつろいだ二つのお寺巡りは午前中で終了です。 ツアーを終えて戻ってくると、11時の回の覚園寺のツアーにはすでに20名くらいの人が集まっていました。 10時に始まった最初のツアーは総勢3名だったのに比べると随分と急激に増えました。 やっぱり鎌倉のお寺を巡るのは平日の朝いちばんが良いようです。 (というわけで今回の写真はすべて東慶寺で撮ったものです)
by omoshiro-zukin
| 2017-11-12 08:48
| おもしろ旅
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