最近またカラヤン人気が戻ってきたそうです!オールドタンノイで聞く迫力のオーケストラ。 |
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2018年 01月 10日
ひさびさに僕にクラシック音楽のおもしろさを教えてくれたIさんのお宅を訪ねました。
相変わらず絵画に囲まれた部屋には、どっしりとしたオールドタンノイが鎮座して普通の一般家庭にはありえない、美術館のような静謐な雰囲気を醸し出しています。 例によって所定のカッシーナのソファに座らせていただき、Iさんが順番に交換してくれるレコードを聞くという贅沢きわまる時間を過ごすことが出来ます。 Iさんが昔から集めているレコードは、これから毎日一枚づつ聞いても寿命の方が先に来てしまうほど膨大な数なのですが、中でも一番充実しているのが声楽です。 バッハのカンタータなどは全曲揃っているのはもちろん、ミサ曲、声楽曲、オペラ、など様々な声楽の名演がぎっしりと棚を埋めています。それでも情熱は途絶えることなく、まだまだレコードを買い続けているのですから驚きです。 今回はここ数年に買い求めた比較的新しいオペラのレコードの中から僕の希望でモーツアルトのオペラ、(ドンジョバンニ)と(コシファントッテ)を聞かせてもらいました。 ドンジョバンニはアーノンクールの指揮で今ではバリトンの第一人者になってしまったトーマス・ハンプソンがドンジョバンニを歌うもので、もちろんCDではなくLPレコードです。 トーマス・ハンプソンは僕には馴染の深い歌手で、マーラーの大地の歌を初め、セベリアの理髪師は2度も聞きに行ったことがあります。 コシファントッテは初めて見た本物のオペラでした。それいらい好きになり3回ほどこのオペラを見に行きました。 モーツアルトのオペラの中でも重唱が多いのが特徴で、ふざけた内容とは裏腹に、とてつもなく美しい歌がたくさんはいっています。 こちらはスウエーデンにあるバロック時代の美しい建物がそのまま残っているドロットニングホルム宮廷歌劇場の演奏です。当然ながらオリジナル楽器とビブラートの少ないバロック唱法で歌われています。 実は僕もこのドロットニングホルム歌劇場の演奏するフィガロの結婚のCDを持っていますが、とても気に入っています。このコシファンを聞くのは初めてでしたが、こちらも欲しくなりました。 いかにもクラシックな雰囲気のタンノイGRF(モニターレッド)と真空管のアンプにアナログ・レコードという組み合わせから想像するのは柔らかくてエッジのとれた穏やかな音です。 ところがIさんの音はそれとはまるで正反対の輪郭のはっきりしたエネルギッシュな音なのです。 僕の耳にはオーケストラの大きく盛り上がるところではヴァイオリンの音色がきつく感じるほどですが、それは我が家の音が柔らかすぎるかもしれません。 音楽が静かになってオーボエやフルートがメロデイを奏でるところなどは静寂の中からくっきりと音が浮き上がって来ますし、歌では歌手の息遣いが聞こえるようなリアリテイがあります。 僕には演奏の良し悪しは良くわかりませんが、この二つのアルバムを聞いてモーツアルトのオペラの素晴らしさに改めて感動しました。 続いて今まで聞いたことのないあたら新しめのLPでマーラーのリュッケルトの歌曲、リフキン指揮のバッハのカンタータなどの歌ものを楽しませてもらいました。 音量も我が家と比べられないほど大きいので迫力があります。 この雄大な音で久しぶりに交響曲も聞いて見たくなりました。 そこでブラームスの交響曲を所望したところIさんが取り出して来たのが数枚のカラヤンのブラームスのLPでした。 カラヤンといえば僕がクラシックを積極的に聴きはじめた頃は、巷では随分と評価が低かったような気がします。曰く綺麗なだけで内容がない??華麗なだけで思想がない??などというように、カラヤンはしろーと向き?みたいな風潮があったようです。 とはいえ僕の周りのクラシック好きの方たちはその頃でも、カラヤンの弦の統率力はものすごいと評価していました。 Iさんによるとそのカラヤンのレコードが最近随分高くなっているというのです。 特に後期に入れたブラームスは人気が高く下の写真の1番などなかなか手に入らなくなっているそうです。 カラヤンはブラームスの交響曲をなんども録音しているそうで、Iさんのところにも赤いカーデイガンを首に巻いた写真のシリーズと、スターウオーズを思わせるようなストライプの模様が入ったジャケットのもの、そしてデジタル録音のものと3種類が揃っていました。 その聴きくらべまでする時間がなかったので、デジタル録音の3番を聞かせてもらいました。 大音量で鳴る交響曲はやはり迫力があります。 特に低音の豊かな響は我が家のスピーカーでは望みえない深い音です。 久々に聞くブラームスはいかにもガッチリしていて雄大に響き、窓から見える赤く染まって暮れていく空によく似合っているように感じたのでした。
by omoshiro-zukin
| 2018-01-10 19:56
| おもしろ音楽
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