BD-1と過ごす、楽しくて自堕落な自転車生活。(その1) |
自転車に乗るようになって一番不思議に感じるのは距離感が変ることです。
以前はけっこう遠いなと思っていた所でも、乗りなれてくるとやけに近所に感じるのです。
これは実に新鮮な体験と言えます。その上今まで行ったことのない場所まで足を伸ばしてみると、小学校の時初めて隣町まで行った時のような感激がふつふつと湧き上がるばかりか、ささやかな達成感まで味わえてしまうのです。まさに一つぶで2度美味しいと断言できます。
オーデイオと同じように、いやそれ以上に自転車もまだ初心者です。自転車に本格的に乗り始めてからあと4カ月でちょうど3年。メーターが無かった時期、故障したり、紛失してしまい取り変えてしまったりして色々あったので正確な走行距離はわからないのですが、月に350~400キロは走っていますし、たまにロングライドもしたのでこの3年弱で1万5千キロ以上は走っているはずです。
3年でこの距離ならまあまあ自転車ファンの一員に混ぜてもらえるかな、と思うこの頃ですが、相変わらずママチャリとバトルなどする事も多く、スピード方面ではまったく自転車乗りとは言えないと深く反省し、最近ではトレーニングにもせいをだすようになりました。小径車だからスピードが出ないという口実は同じBD-1に軽く抜かれてから口に出せない言い訳となりました。
自転車に乗り始めた理由の一つに、伊藤 礼さんが書いた本、こぐこぐ自転車、を読んだことが挙げられます。もちろんそれだけではないのですが、この本があまりに面白いので‘いっちょ僕も乗ってみるか!’と思ったことは事実です。70歳近くになる伊藤さんが自転車にのめり込んでいく姿が、とぼけて気取らない文体でいかにも楽しげに書かれています。自転車に乗り始めてから多数自転車関係の本を読みあさりましたが、みんなあまりにも文章がつまらないのに驚くほどです。読んでいて途中で投げ出してしまいたくなるような本が多いのですが、そんな中ではこの本が群を抜いて面白く、文章のうまさでも比較にならないほどです。
というより自転車という言葉を取りさって、普通のエッセイとして読んでも十分楽しめる立派な作品だと思います。自転車好きが読んだらさらに面白いのは間違いなしです。
ところがやっぱり人によって感じることは違うようで、(これは不思議なほどオーデイオと同じですね!)知人の自転車仲間にこの本を読めと進め、その結果もらった感想は、‘何が言いたいのかわからない!でした。まったく。ただし別の友人にこの本を進めたところ、その人もその面白さにはまり、ついに自分でも自転車に乗り始めてしまったほどなので、僕だけの思い込みだけではなく、やっぱり相当に力のある本なのでしょう。
僕が本格的に自転車に乗ろうと思って手に入れたのがBD-1でした。
レーサーかスーパーヒーローみたいにピチピチの服をきて、そこいらをビュンビュン飛び回っている人になるにはちょっと気恥ずかしさを感じたので、もっと気楽な感じで、かつ僕は真剣にスポーツとして自転車乗ってる訳じゃないからね!という斜めになったポーズも見せたいし、そうなるとクロスバイクかミニベロという選択になります。中でも折りたたみを選んだ最大の理由として伊藤礼さんの本にもあるように、何かあった時、たたんでタクシーやバスや電車に乗って帰れるというのが、体力に自信のない僕にはとても魅力的に感じられたのです。
我が家は山(丘?)の上なので帰宅する時はかならずかなりの登りとなります。必ず帰りつくという保証はないのでやっぱり折りたたみ出来る自転車にしょうと、当初からなんとなく情けなくもテンションの低い自転車選びとなったのでした。
折りたたみ自転車にしよう、と決定すると後の選択は実は大変狭いものになります。
大型スーパーで売って居るような安価な折りたたみは、新聞にも出ていたように走行中にフレームが破損したりするので、危険なのでまず除外です。
となると折りたたみ自転車は後3種類しかありません。ほんとはもっとあるのですが、たいていの雑誌には基本的にはこの3種類しか出ていないので、この3種類が一番定評があるのだろう、と勝手に決めつけます。
その3種類とは。R&M社製のBD-1、英国製のブロンプトン、そして伊藤礼さんも乗っているダホンです。
カッコ良さではBD-1とブロンプトンでしょう。たたんだ時のスマートさはブランプトンですね。しかしママチャリの値段に親しんでいたり、その少し上のクラスのクロスバイクの値段に親しんでいた僕には両者ともかなり高価ではないですか。
それなら中古でもどうかなと、ヤフオクを覗き、この値段なら落札出来ないだろうと気楽に入札したBD-1が気が付くとらっきーなことに僕に落ちていたのです。車で東京の下町にある家具などのリサイクルショップまで受け取りに行きました。店の人も僕も畳み方が解らず苦労して畳んで車に乗せました。
その時傷つけてしまった傷が一番大きな傷だった、というほど綺麗なまるで新車のようなBD-1 カブリオでした。ほとんど走らずに室内保管してあった物のようでした。こうして折りたたみ方を勉強する時間もないままにBD-1が僕のところに来たのでした。時は早春2010年3月のちょうど僕の誕生日の日のことでした。
BD-1ちゃんと空気入れてますか??
タイヤ横に空気圧が書いてありますが・・・
自分のBD-1は90PSIです。。
(ママチャリ以上の空気圧です)
自分は中古じゃなく、取扱店で買いましたが、2週間に1回入れて
って言われました・・・
日本大通り近くのGCSってお店があるので、見て貰っては?
タイヤを採用してるようです!
2012モデルに最初100PSI入れてましたが、今は90~95にしてます。
自転車歴が短い自分がこんな事書いてしまってすいません・・・
でも100から90に落とした時もかなりマイルド?になったので、
80だとちょっと柔らかすぎるのでは?と思い・・・
>>往復で40キロくらいがボタリングにはちょうど良い距離ですね!一度一緒に走りましょう!
まだ、1回に20Km位しか走ってないです・・・、もっと鍛えなくてはww
今はノンビリ1人で走ってます。。もっと慣れたら何か走行会?にでも参加したいですが・・・
小径自転車の良いところは怖い道は遠慮しながらも歩道に逃げることができることです。まさかロードレーサーで歩道走るわけにいきませんからね!