ジュリアン・レイジとユリシス・オーウエンス・JRのアルバムを追いかけてみたけれど・・・。 |
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2017年 07月 17日
先日ジュリアン・レイジはフレッド・ハーシュとの共演盤について、ユリシス・オーウエンス・JRはボーカルのバックとして書いて見たのですが、その後この二人の他のアルバムを聞いて見ました。
ジュリアンはゲイリー・バートンが若手ばかりを集めて作ったグループ、【ネクスト・ジェネレーションズ】というタイトルの2005年のアルバムです。(実はこのアルバムの前にゲイリーバートンとジュリアン・レイジはジェネレーションズというアルバムを出しているので、それに続くというタイトルなのです) ゲイリーバートンは実にさまざまな人と共演していますが、こういうぱりぱりの新人を集めてグループを結成したりもしていたのです。 この時ジュリアン・レイジは17歳でした。他の演奏者も若いのでジャケットの写真を見ると先生のゲイリーバートンを囲んだ生徒の集まりに見えます。(もしくは御爺さんと孫たち!)実際そんな雰囲気だったのではと思われます。 エネルギッシュでとても若手とは思えない演奏ではありますが、雰囲気は今風?で、そもそもゲイリーバートンが良く共演するチック・コリアとかパット・メセニーとを苦手とする僕向きではありません。 とは言え、なかでもちょっといいなと思ったのがピアノです。 ウクライナ出身のヴァディム・ネセロフスキーという20代の若手ですが、このアルバムでデビューした後、自分自身のピアノソロのアルバム『Music for September』を2013年に発表しています。そしてこのアルバムをプロデユースしたのが、このブログに何度も登場しているお気に入りのフレッド・ハーシュだというのですから驚きました。 たまたま僕がゲイリーを初めて聞いたのが先日のラストコンサートだったのですが、そこからすでに知っていたジュリアン・レイジやフレッド・ハーシュまで繋がっていくのですから縁と言うのは不思議です。 このアルバム『Music for September』をオークションで見つけたので早速購入してみました。(下の写真です) そして内容も実に渋いものでした。クラシックとジャズをまたがって聞いている僕にはうってつけなのですが、ショパンのマズルカOP67とかJ・S バッハのシンフォニアBWV797などのクラシックの有名曲が入っています。 他にも僕の好きなスタンダード、コールポーターとオスカーハマンスタイン2世によるオール ザ シングス ユウーアーとロジャース&ハートのコンビによるマイ・ロマンスも入っています。なかなか良い選曲です。 しかし、これらの名曲はクラシックでもジャズでも様々な有名ミュージシャンが演奏しているので、それに真っ向から挑むという、挑戦的な選曲でもあるのです。 とはいえ演奏は決して奇を衒ったものではなく、テクニックをひけらかすような難解なものでもなく、それでもオリジナリテイも感じさせる、なかなか好感の持てるアルバムででした。 こういうクラシックとjazzの中間のような演奏は結構好きなので、これは思わぬ良いアルバムを見つけたと嬉しくなったのでした。 こちらは若き天才ピアニスト、ジョーイ・アレキサンダーのピアノトリオにドラマーとして参加している2016年発売の【カウントダウン】というアルバムを聞いてみました。 このジョーイ・アレキサンダー、若いといっても若すぎます、なんと2003年生まれなのです。(ということは13歳!) デビューアルバムの【マイ・フェイバリット・シングス】を録音したときはまだ11歳というから驚きです。生まれたのもジャズミュージシャンとしては異色のインドネシアのバリ島です。 昨年のグラミー賞の授賞式でも演奏するという注目ぶりなのですが、僕はまったく知りませんでした。 今回このアルバムを聞いてみた理由もドラムがユリシスだったからです。 しかし残念ながらこちらも今風で、僕向きではありませんでした。 最近のジャズミュージシャンは確かにすごいテクニックを持っていて、演奏も疾風怒濤のごとくスピード感のあるものなのですが、どうやら古い細胞で出来上がっている僕にはこのスピードにはついて行くのは難しいようです。 そして次に聞いたのがユリシス・オーウェンズ・ジュニアとピアニストの大林武司が中心となってニューヨークで結成されたニュー・センチュリー・ジャズ・クインテットです。 ネクスト・ジェネレーションとかニュー・センチュリーとか似たような名称が続くのも、どこかで新風を吹き込みたいという意気込みの表れなのでしょうか? このクインテットは2014年6月に初アルバム『タイム・イズ・ナウ』をリリースしており、今回聞いたのは2015年に発売された【イン ケイス・ユー・ミスト・アス】というアルバムです。このグループはすでに3枚目のアルバム【アライズ】を昨年発売しているので結構人気のあるグループなのですね、きっと。 聞いてみると何と言ってもストレートでエネルギーがあります。このノリの良さが実に肌に馴染みます。 現代のジャズというよりは、ほとんど古き良き時代のバップのように聞こえてしまいます。形式的にも古典的な2菅というのが実に泣かせます。 こういうシンプルでエネルギーのある演奏を聞くと、やっぱりジャズは理屈じゃないよな!と思うのでした。 しかし問題があるとすればこういう昔風のジャズを聞いていると、やっぱり50年代、60年代のジャズはいいな!という所に落ち着きそうで、そうなるとせっかく新しい事をやってる人たちに申し訳ない気もするのです。 調べてみるとこのニューセンチュリー・ジャズ・クインテット、このアルバムを発売した2015年には東京ジャズに出演したほか日本各地で公演をやってたり、昨年は青山のボデイ&ソウルという渋い名門ライブハウスでライブをやっていたようです。こういう演奏は生で聞くのが一番です。やっぱり生で聞いてみたいなと思ったのでした。 こうやって聞いてみたいバンドを知ると、すでに日本でのライブが終わっていたというのはいつもの事です。(それにしても日本はすごい、来日していないミュージシャンはいないのでしょうね!) こうやってすれ違いが多いのは残念ですが、もしうまくタイミングがあえば聴きに行っているので、そうなると時間的にはもちろん懐にも負担がかかるのは間違いなしで、こうやってさまざな縁を辿ってCDを聴いているのが分相応なのかも知れません。
by omoshiro-zukin
| 2017-07-17 10:09
| おもしろ音楽
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