気が付いてみるとクラウデイオ・アバドのレコードやCDがけっこうあることがわかった!! |
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2017年 08月 07日
この間なんとなくレコードやCDを見ていて、なんだ僕は前からアバドが好きだったんだな・・と思いました。 確かにアバドが晩年に録音した若手を集めたモーツアルト交響楽団とのシリーズは大好きです。 この組み合わせのアルバムは意識的に集めていたのは確かですが、それ以外には特にアバドを意識してレコードやCDを買っていた記憶はありません。
それでもよく考えてみるとオーケストラもので気に入って聞いていたのは、なぜかアバド指揮のものが一番多いのです。 たとえば一番良く聴いている交響曲メンデルスゾーンの【スコットランド】、チャイコフスキーの交響曲一番【冬の日】などは当然なのですけど、僕の一番好きな曲の一つペルゴラージの【スターバト・マーテル】だって1983年にロンドン交響楽団と録音したレコードとモーツアルト管弦楽団のCDと2種類持っていますし、これまた好きで良く聴いていたオッターとクヴァストホフが歌うシューベルトの伴奏の指揮もアバドでした。 それ以外にもオペラでは【セベリアの理髪師】【フィガロの結婚】交響曲のなかでは別格というほどよく聞くマーラーも数枚も持っているのです。(下はちょこっと引っ張り出してきたその一部です) クラシック全般はもちろんのこと、中でもオーケストラについては特に語るべきものを何も持っていないのですが、そんな僕が聴き逃したのが残念と思うのがアバドが2004年に若手を集めて自らが設立したモーツアルト管弦楽団です。 モーツアルト管弦楽団という名前なのに最初に出したCDがベルゴレージだったのでどうしてなのだろう?と思ったら、この楽団、本拠地がイタリアのボローニアにあり、かつてモーツアルトがこの地を訪れ、マルテイーニ神父に教えを請うたことから名づけられたそうです。 なるほどあの天才モーツアルトでさえイタリアで教えを受けたという、誇り高いイタリア人には格別のネーミングではあります。(さすがイタリア人ですね!) このオーケストラのシリーズでは何と言ってもペルゴラージの曲を入れた2枚のアルバムが一番好きです。どちらかというと声楽の分野に入る曲を2枚も録音しているのは多分アバド自身も彼の曲が好きだったのに違いありません。 (下のレコードはロンドン交響楽団を振ったスターバトマーテルトスコットランド、そしてグルダのモーツアルトピアノ協奏曲です) 次に好きなのが名曲揃いのモーツアルトの協奏曲を入れたもの、中でもひときわ美しいクラリネット協奏曲は今までプリンツのものが好きだったのですがこちらもなかなか聞きごたえがあります。 たまたま僕が県立音楽堂で聞いたカメラータ・ザルツブルグの演奏するこの曲で、クラリネットを吹いていたのがこのアルバムで吹いていた人と同一人物だったというのも嬉しい偶然でした。 モーツアルトの協奏曲といえばピアノ協奏曲もこのモーツアルト管弦楽団で2枚出しています。うち一枚は二人が若い頃共演し、今では大御所となったアルゲリッチ、そしてこれまた有名なピリスです。 どちらも素晴らしいのですが、モーツアルトのピアノ協奏曲は同じアバドでもグルダとの共演や、他にも名演が山ほどあります。 さらに曲そのものが素晴らしいので、僕などは誰の演奏で聞いても聞いているだけで、ひたすらうっとりと聞き入ってしまうだけで、未だに誰の演奏が良いかというレベルにまで達していないという情けない状態です。 この2枚が今まで聞いていたものより特に抜きん出て素晴らしいものではない気がしますが、アバドとモーツアルト管弦楽団のアルバムの特徴の一つに最近の録音のものに比べると音が自然ということがある気がします。 そういう意味でも、音のメリハリが強すぎることの多い新録音のアルバムの中では一番好きなシリーズなのです。 (下のマーラーの交響曲のレコードはまだマーラーにほとんど興味がなかった頃買ったものです。このシリーズは他に2番とか1番もあります。多分ジャケットが気に入ったのだと思います。これもアバドかと思って写真を乗せたららハイテイングでした!全くこんなレベルなのです。すみません!) ペルゴラージの次に素晴らしいのはバッハのブランデンブルグ協奏曲(2枚組)です。 モーツアルトの交響曲や珍しくもシューマンの交響曲なども録音していて、そのどれもが素敵なアルバムですが、僕の好みでいうと交響曲よりも、管弦楽曲や協奏曲などの少し軽めの曲の方がより似合っている気がします。 アバドとモーツアルト管弦楽団の演奏は独特な解釈で新しい形で再現しているとか、ものすごい迫力で迫ってくるとか、そういう事ではなく、むしろひたすら真摯で素直で真面目な演奏に感じられます。 その分聞き慣れたベテランクラシックファンの耳には単純すぎるように聞こえてしまうのかもしれませんが、シンプルが故に、すんなりと心に入ってくるのかもしれません。 ともあれアバド亡き今となってはアバドとモーツアルト管弦楽団の演奏は一度だけでも生で聞いてみたかったと、とても残念に思っているのです。
by omoshiro-zukin
| 2017-08-07 20:23
| おもしろ音楽
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