やっと300Bアンプが戻ってきました。泰山雷同して鼠一匹。あいかわらずの粗忽話。 |
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2017年 10月 28日
落語には粗忽(そこつ)ものが沢山登場します。粗忽というのはいわば(おっちょこちょい)です。
落語の粗忽ものはかなりデイープでして、路上の行き倒れを自分だと思ったり、壁にくぎを打ったら長すぎて隣に突き抜けてしまったり、と極端に早合点で思い込みが激しいやつばかりです。 僕の場合もかなり自分で粗忽度が高いと思っているのですが、その度合いは落語ほどではなく(と自分では思っている)おっちょこちょいというよりは、むしろ不器用と言ったほうがより近いかも知れません。 TVで(MRビーン)を見ていると、実に共感を感じるのはどこか共通点があるからに違いありません。 さてそんな人間が機械を触るとどうなるかと言いますと・・・【壊れるのです】。 たとえば細い線をはめ込むレコードプレヤーのカートリッジの交換作業など、リード線を何本も駄目にしてしまったばかりか、カートリッジそのものを落として壊したりと枚挙にいとまがありません。 これは一例でして、何かを直そうとか交換しようとか、あまつさえ掃除してさえ、どこかに不具合が生じてしまうので機械にはなるべく触らないほうが良いというのが、僕がこれまで得た教訓です。 そんな実例が山ほどあるので、いざ機械に触るとなるとなぜかひどく緊張して冷や汗などが流れ、そのためか妙にあせってしまったりしてまた失敗してしまうという悪循環です。 さて数か月前に片側から音が出なくなり白煙を吹いた300Bアンプは、製作者のCさんに修理をお願いし、しばらく引き取られていました。Cさんはお忙しい方なので、まだまだ修理が出来ないだろうなと諦めていたのですが、なんとか時間をやりくりして見てくれたようで(恐縮です)数日前になおったので来週持参しますとの連絡が来ました。 さてこの上杉さん設計の300Bアンプは今までも3度ほど調子を崩してCさんの手を煩わせています。 最初は2014年の9月、右のスピーカーから音が出ずこの時は我が家まで来ていただいた結果、ヒューズがきれていたことが判明、これを交換した直後に、今度は左側の真空管5AR4が絶命、結局左右とも新品の5AR4に入れ替えたのでした。 次は2015年の11月の事です。雑音が入るようになったと思ったら突然片側のアンプから白煙があがったのです。これはコンデンサーが劣化し燃えたそうで、念のため計11個のコンデンサーを交換してもらうことになりました。 次が2016年9月のこと、同じく片側から音が出なくなりったのですが、結果はどこにも異常がなく、真空管のソケットが汚れていたとのことでそれが原因らしいのです。、普段から掃除してくださいというアドバイスに従い無水アルコールを購入して掃除に励んだのでした。 まさに波乱万丈のアンプです。(その不具合の内、いくつかの原因は、僕自身にあるというのも困ったことです) そして今回また音が出なくなりアンプが白煙を吹いたので、今回もまちがいなくコンデンサーが燃えたのだと思いました。 それにしてもコンデンサーを交換してまだ2年も経っていないのに少々はやすぎるなとは思っていました。 ところがです。まさに泰山雷同して鼠一匹、なんと前回と同じく、悪い箇所はどこも無かったというのです! そんなはずはありません。確かに煙まで吹いたのです・・・ところがCさんによると整流管の差し込みのところに掃除したときに残された と思われる糸くずのようなものがかなり大量に残っていたというのです。これがたぶん原因だったというではないですか!ああ!(ためいき) ここで3度目の不具合を思い出してほしいのですが、その後、熱心に掃除をしたときに麺棒の頭が取れてそれが残っていたのだと思われます。 まさに因果は巡ると言いましょうか、粗忽につける薬なしと言いましょうか、またもや【触ると壊れる】を実証してしまったのです。 それでも親切なCさんは今回は念のためと、もともと上杉さんは+B電圧を高めに設定する傾向があるという人もいたので、出力を低くする改造をしてくれたのです。 出力を下げるためにはコンデンサーなども含めいくつか部品を交換する必要がありますが、知識のない僕にはいったいそれがどういう作業を必要とするかはもとより、それによりどんな影響がでるのかも定かでありません。 多分出力をさげることにより耐久性が増すと思われるのですが、車でいえばパワーを落とすわけですから、それが走行フィーリングにも影響するはずで、同じようにアンプだって音に影響がでるはずです。 それが少し心配でしたが、Cさんによれば音に影響はないというのです。 というのは出力を下げると言うのは最大出力を下げたということで、その最大出力というのは、ものすごくボリュームを上げた状態で大きな信号が入った時に使われるだけだそうで、普段のボリュームで聞いているときには10ワット以内でも充分なそうなのです。 今回の改造ではその最高出力が今まで22ワットくらいのものが17,8ワットくらいになっているそうです。 そういえば以前1ワットの出力の小さな真空管アンプを借りたときにも何の不満も感じなかったばかりか、なかなか魅力的な音色がとても気に入ったことを思い出しました。 ちなみに出力を下げたというのでボリュームの位置が変わるのかと思ったらこれも同じでした。 これが変わるのは出力ではなくゲインだそうですが、これは馬力とトルクの関係のようなものでしょうか?まったく持って難しいものです。 これですっかり安心して聴いていたのですが、そのうちにまたもや、おやっと思う事態が起こったのです。【続きます】
by omoshiro-zukin
| 2017-10-28 09:21
| おもしろオーデイオ
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