懐かしのデンオンPMA1001、PRA1001。70年代の国産アンプを改造して聞いていた頃。 |
カレンダー
カテゴリ
ブログジャンル
最新の記事
記事ランキング
最新のコメント
以前の記事
2024年 03月 2024年 02月 2024年 01月 2023年 12月 2023年 11月 2023年 10月 2023年 09月 2023年 08月 2023年 07月 2023年 06月 2023年 05月 2023年 04月 2023年 03月 2023年 02月 2023年 01月 2022年 12月 2022年 11月 2022年 10月 2022年 09月 2022年 08月 2022年 07月 2022年 06月 2022年 05月 2022年 04月 2022年 03月 2022年 02月 2022年 01月 2021年 12月 2021年 11月 2021年 10月 2021年 09月 2021年 08月 2021年 07月 2021年 06月 2021年 05月 2021年 04月 2021年 03月 2021年 02月 2021年 01月 2020年 12月 2020年 11月 2020年 10月 2020年 09月 2020年 08月 2020年 07月 2020年 06月 2020年 05月 2020年 04月 2020年 03月 2020年 02月 2020年 01月 2019年 12月 2019年 11月 2019年 10月 2019年 09月 2019年 08月 2019年 07月 2019年 06月 2019年 05月 2019年 04月 2019年 03月 2019年 02月 2019年 01月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 10月 2018年 09月 2018年 08月 2018年 07月 2018年 06月 2018年 05月 2018年 04月 2018年 03月 2018年 02月 2018年 01月 2017年 12月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 07月 2017年 06月 2017年 05月 2017年 04月 2017年 03月 2017年 02月 2017年 01月 2016年 12月 2016年 11月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 画像一覧
検索
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
タグ
その他のジャンル
ブログパーツ
外部リンク
ファン
フォロー中のブログ
|
2018年 02月 04日
話はアンプと関係ないのですけど、この間の皆既月食はすごかったです。 スーパームーンとブラッドムーンが重なったという珍しい現象だそうですが、寒いのに外に出て1時間近くも見とれてしまうほどの風景でした。 特にまだ全体がくらいオレンジになる直前、指輪のように光を残している時が一番の見頃でした。 いつもは書き割りに書いたように見える月が、このときには見事に球体に見えるのです。 それはとても不思議な感じです。 ちょうどちょうどオリヴェイラ監督の映画(アンジェリカの微笑み)の中で主人公がアンジェリカに連れられて空を飛ぶ場面、その中で一緒に空を飛んでいるような心持ちでした。 さて僕の周りには結構ヴィンテージアンプを使っている人が多い。マランツ7だけでも4人もいます。 実は僕もマランツ7を聞いたことがありますし、僕のクラシックの先生も昔はこれを使っていたそうです。 確かにビンテージと言われるアンプには魅力があります。 しかし問題は現在でもとても高価な上に、古いものですからやたら手(お金も)がかかるのです。これは車も同じですね。 同じポルシェでも最新のものが好きな人もいれば、あえて空冷やナローの時代のものに魅力を感じる人がいます。 昔のポルシェは維持するのに今のポルシェよりも手間とお金がかかるのは間違いありません。 さて話は僕がオーデイオに燃えていた2000年の初めのころに戻ります。 その頃偶然知り合ったのが、オーデイオケーブルを作るためにドイツから戦前のケーブルを一巻まとめて輸入してしまうという大胆なことをしているFさんでした。 このFさんはありがたいことにハイエンドには興味を持たない自作派、というより自作改造派だったのです。 さまざまなケーブルは作っていましたが、アンプ類は出来合いのアンプの改造が主でした。 量産品は利益を出さねばならないので必然的にそう良い部品を使っていません。 なのでその部品のグレードを高くすれば本来の設計時の性能がより発揮できるというのです。 なかなかもっともな話です。車のチューンアップみたいなものですか? このFさんと一緒にある中古オーデイオ屋さんを尋ねたことがあります。 その店主が言うにはやはり昔の機材はお金がかかっているので良いとの事、しかし昔のものだけに、特に熱の影響で本来の性能が発揮できなくなっているものが多いとのことです。 そしてそんなアンプの中で、性能の劣化が少ないアンプがデンオンのP1001シリーズだというのです。 2000年もすぎてしばらくの頃の話です。 そこで早速オークションでこのデンオンのプリアンプとパワーアンプを購入して、Fさんの手によって改造してもらったのです。 なんせ1976年に発売されたアンプです。発売された当時はプリが138、000円とパワーが178、000円もしていた高級機です。 それがこの頃には数万円と、相当値段もこなれていたので、懐の軽かった僕には実にまっとうな選択でした。 Fさんの改造は部品だけを交換するというもので、彼の好みだったブラックゲートをふんだんに使ったものだったようです。 メカに弱い僕には、その内容はからきしわかりませんが、(ブラックゲートの2段使い!)などというのを聞くと、但馬牛の300グラムステーキと聞くのと同じくらい頭が下がったものです。 CDプレヤーも同じくFさんがブラックゲートを使って改造したデンオン製のものだったので、思えばこの時はスピーカー以外はデンオン(デノンではありません)製で統一されていたのでした。 さて音はどうだったのかと言われると、正直あまり覚えていません。 その頃はどんどんと機材が入れ替わり、入れ替わると同時にかたっぱしから音も忘れて行ったからです。(覚えられないというのは今も同じですが) でもその時はそれを聞いて【なんていい音なんだろう!】と思っていたことは確かです。 実はお恥ずかしいことに、僕の場合どんな機材が入れ替わろうと、それを聞くたびにいつも【なんていい音なんだろう!】と思ってしまうのですから始末に負えません。 聞くたびにもっと良い音を!と思う人と正反対ですね。 こんな事書くと、(なんと音のわからないやつ!)とオーデイオマニアから蔑まれるに違いないのですが、だからあらかじめ、僕はオーデイオマニアでない!と宣言しているではないですか! 冷静な意見としては、その音を聴いたベテランのマニアの方がこうおっしゃいました。 【典型的な70年代の国産トランジスターアンプの音だね!】 いまだにその意味が理解できるとはいえませんが、透明感のある軽やかな音というよりは、めりはりのしっかりしたやや派手目の音、だったような覚えがあります。 それにしても70年代のオーデイオシーンは熱気に溢れていました。 デンオンのアンプを買った2000年を何年か過ぎた当時でも、70年代の熱気が時代の隙間を超えて多少なりとも伝わってくる気がしたものです。 2000年の初めの頃はちょっと頑張れば何とかそこそこの機材が手に入った時代でもありました。 CD全盛だったので、特にアナログ関係はまだ人気がなくレコードのカートリッジなどオークションで随分と安く手に入れることができました。 おかげでオルトフォンのSPUゴールド、シグネチャーを始め、ダイナベクターとかシェアーV3、デンオンの103、301、などなど、懐の軽い僕でも、これ以外にも様々なカートリッジを試すことができたのです。 それが今ではレコードのカートリッジが数十万円というのが当たり前になってきています。 安いのでも数万円、高いのは50万円を越えるのですから驚きです。 (どっちにしろ手作業でしか作れないのですからその作り方や材料費はさほど変わっていないと想像します。) オークションもその頃とは違い随分と業者の出品も増えて相場も随分と高くなっているので、昔ほど良品を安い値段で手に入れるのは難しくなっています。 そんなこともあり、今もカートリッジは、その頃オークションで安く手に入れたシェルターの501をずっと使い続けています。 最近は一時低迷していたオーデイオ業界も少しブームが戻ってきたようで、昔のメーカーが復活したりしています。 僕が聞いていたデンオンのP1001シリーズと最新のデンオンのアンプを聴き比べて見たらおもしろそうです。 とはいえ1001はとっくに処分してしまったし、最新のアンプを買う余裕もないので、結局その違いを試すことはできません。 それにそれが出来たとして、もしも1001の方の音が良く感じてしまったら困ってしまいますしね!
by omoshiro-zukin
| 2018-02-04 00:20
| おもしろオーデイオ
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||