僕の愛車遍歴(その3)フォルクスワーゲン ジェッタ デイーゼルターボ。 |
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2018年 03月 15日
僕が一番最初にフォルクスワーゲンを運転したのはビートルの1200でした。
たった一日だけの借り物でしたが、当時N360に乗っていた僕には新鮮な体験でその印象は今でも強烈です。
いかにもがっしりしたボデイ、そして摘んだ目の絨毯の上を走っているかのような快適な乗り心地、軽いハンドル、ばたばたと言う独特の空冷エンジンの音が後ろから聞こえるのですが、それがとても心地よく感じました。 いかにも粗々しいN360に較べれば、ビートルのいかにも堅牢な感じはまるで別格の車のようでした。 そして僕が初めてフォルクスワーゲンを手に入れたのは(その2)で書いた、知人から譲り受けた、どうしても気に入らない中古のクラウンハードトップの後でした。 それまで外車というのはお金がかかりそうで、自分にはあまり縁のない存在だと思っていました。 ところが知人にヤナセの人を紹介してもらい中古車を見に行き、ワーゲンなら大丈夫だろうと手ごろな値段のジェッタ・デイーゼルを購入したのです。 (下の写真です) いまでも、この最初に買ったジェッタのシンプルなデザインと作りの良さは覚えています。 特に特筆すべきはシートの出来の良さと広大なトランクでした。 現用車のポロのシートも悪くはないのですが、座り心地の良さ、作りの良さではこの頃のシートにまったくかないません。 当時のフォルクスワーゲン車のシートはその頃の国産車の倍以上のコストが掛っていたそうです。 ゴルフにトランクを付けてセダンに仕立てあげた車なので、トランクは実に広大です。4つのドアの閉まり具合も実にしっかりしています。ともかくも質実剛健を絵に描いたような車でした。 (こちらは昔のボルボ、やっぱりがっしりして見えます) 姿も良かったですが色もいい!今では見られないメタリックではない濃紺です。 装備はシンプルです。デイーゼルなのでタコメーターもついていません。 エアコンはついていたと思いますがもちろん手動です。しかもエアコンを入れると極端に力が落ちるのでほとんど使っていなかった気がします。マニュアルシフトの5段ギア、4枚のガラスの上げ下げはハンドルをグルグル回す手動です。ちなみに後席のガラス窓がきっちり下まで降り切った車はこの頃までだったと思います。 もちろん電動ドアミラーなんてものもありません。電動なのはラジオくらい? デイーゼルエンジンはターボ付ですが、最近の出来の良いものと違って、おそろしく非力で、かつものすごく振動し音も出します。 しかもこの頃のデイーゼルエンジンはエンジンをかけるときに予熱ボタンを押してしばらく待つという儀式まで必要でした。 寒い冬の朝など、シートに座ってしばらく待たなければならないのですが、特に気にならなかったのは若かったからでしょうか? (下は昔のメルセデス、なんと品の良いこと!) ギアを一速に入れてよっこらしょっと言った感じで走り出し、ハンドルを切るとその重さに驚きます。パワーステアリングではないからです。特に低速での切り替えしなどものすごく力が要ります。 軽自動車でも電動パワーステアリングが付いている時代です。いまどきの若者がこの車に乗ったら間違いなく驚くことでしょう。 一方走り出してしまえばその重さは実に適当で、しかも切っただけ曲がるというシュアーな感覚が、とても好ましく思い出されます。 運転は実にやりがいのあるものです。なんせ絶対的なパワーがないので、早い流れに追いつこうと思ったら目いっぱいアクセルに力を込めることになります。エンジンは壊れそうなほどの音と振動で回り、テールパイプからは煙幕のような黒煙が大量に吐き出されます。 (下はロータリーコスモの操縦席、この頃のスポーツカーの典型的なデザイン、いいですね) その割に加速はたいした事はありません。なんとか必死で流れに追いつけるかなといった程度のものです。 情けないのが高速道路の登りです。高速バスにあおられながら登坂車線を必死で登るのです。 なんともやりがいのある運転です。 どんなにエンジンをぶん回すような運転をしてもさすがデイーゼルです。リッター17キロを切ることはありません。 しかもガソリンよりも安い軽油ですから燃費に関しては現代のハイブリット車並みか、それ以上に経済的でした。 12万キロくらい走った時、路上でギアボックスがロックしてしまったので引き取ってもらい、新たに購入したのが、同じジェッタのデイーゼルターボだったのですから、いかにこの車が気に入っていたかがわかろうと言うものです。 新しいジェッタはシルバーメタリックでアルミホイールなど外観は少し派手になっていましたが、相変わらずのノンパワーステアリング、5速マニュアルミッション、同じエンジンとスペックはまったく同じで、見た目は少し豪華ですが、やはり質実剛健を絵に描いたような車です。 ジェッタのデイーゼルで走っていて一番気持ちの良いのは、ほとんど車が走っていないような田舎の道をゆっくりと走るときです。 昔はあぜ道だったような細い道を抜けていくと、古いの農家の壁や庭の木々にデイーゼルエンジンの低いつぶやきが反射して、なんとも気持ちの良いものでした。ゆっくり走っていて気持ちの良い車というのはそうはありません? この2代目の車も中古で購入してから12万キロを超えるまで乗りました。 結局このマニュアルシフト、ノンパワーーステアリングのジェッタのデイーゼルを2台、20万キロは運転したことになります。 次もまた同じジェッタのデーゼルターボでも良かったのですが、もうその時にはフォルクスワーゲンのデイーゼル車は日本への輸出を止めていました。今でも低速トルクが厚くて、ぶるぶると振動するデイーゼルエンジンの車が懐かしいのですから不思議です。 (懐かしの愛車2代目のSAABです。本当に作りの良い車でした。) そこで、またヤナセの中古車センターに出かけ、そこで出会ったのがSAABでした。 とても手が届かないと思っていたサーブですが、人気が無いのか程度の良い車を思ったより安く手に入れることが出来たのです。 結局このSAABもとても気に入って、900そして9-3と同じ形の車を2台乗り継ぐことになります。最初は紺色で次はシルバーグレーと、このパターンもジェッタと同じです。 そしてこちらも、ともに12、3万キロ走ったのでした。 現在乗っているポロは賢いDSG、厚いトルクのエンジン、しっかりしたボデイとスムーズな走りと、性能面ではまったく文句がないのですが、丁寧な作りの良さとか、独特の雰囲気という点では、この頃の車に負けている気がします。 まだこの時代には自動車会社もその製品も独自の個性を持っていたのです。 最近ではこの2車共に、走っている姿を見なくなりました。 今でもこのジェッタとサーブがまだ作られていて、かつメンテナンスも心配ないというのなら、もう一度乗って見たいと強く思ったりします。
by omoshiro-zukin
| 2018-03-15 16:16
| おもしろ車
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