カンブルランの【春の祭典】を聞きにみなとみらいまで。(その3) |
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2018年 04月 22日
休憩の後は初めて聞いたドビッシーの曲です。 今までのチャイコフスキーやモーツアルトとはまったく違った、ドビッシー独特の浮遊感のある音楽が流れます。 最後に演奏される、前半とはかけ離れた曲の前段としては、ふさわしい曲かも知れません。 さて今までの上品な前菜のつぎには、いよいよこってりした特大ステーキのような【春の祭典】の登場です。 はじまって、しばらく、低弦がズンズンとリズムを刻んでいるときから迫力があります。 この日の編成はコントラバスが8人です! 最後列の打楽器だけでも5人、総勢100人は超えようかと言う大編成で、舞台がオーケストラでぎっしりと埋め尽くされているように見えるほどです。 大音量の演奏を聞いていると、ふと目の前にアメリカンフットボールのハーフタイムショーでのマーチング・バンドが浮かびました。 派手に吠えわたるブラスが、それを思い出させたのでしょうが、もしかするとみなとみらいホールの残響が長すぎて、そんなことを思い出しのかも知れません。 このバレエが初めてパリで上演されたときには、歓迎と罵声で警官まで出動する大騒動になったそうですが、今聞いても、さもあらんと思います。 あの端正なモーツアルトとかメロデイアスなチャイコフスキーなどとはまったく異なった音楽だからです。 それにしてもすごいボリュームです。 覚えられるような、わかり易い旋律が無い上に、こんな大音量を聞いて当時の人は、さぞ驚いたはずです。 マーチングバンドの次に浮かんだ光景は、豪華絢爛だったはずの安土城の障壁画です。(すでに失われていますが) 狩野永徳のうねるように大胆な松の木や、めくるめくような色彩、豪華な障壁画が、部屋全体を取り囲んでいるような場面が目の前に浮かんだのです。 もしかして、この曲が江戸時代に演奏されたら、江戸の人々はわりとすんなりと受け止めたのではないか、などと余計な想像が頭を巡ります。 この(春の祭典)のバレエを見たことがあります。 振り付けはモーリスベジャールです。 東京バレエ団によるステージは迫力もあり見事なものでした。 さて、そのステージは、ありありと思い出すことは出来るのですが、音楽のほうの印象がほとんどないのです。 調べて見ると、これだけの大編成のオケを揃えるのは大変なので、通常は録音の音源で行われるとこのことです。 なるほど僕が見た舞台も録音の音源だったにちがいありません。 こうやって生で聞いてみると実に迫力があって面白い曲でした。 大太鼓だってひさしぶりに思いっきり叩けるし、ブラスだって吠えまくりだし、ささやかな鬱憤なんてこの音楽は見事に吹き飛ばしてくれるはず。 カンブラン指揮の読響は、実に伸び伸びと演奏してくれました。 久々に聞いた大編成オケということもあってか、とても楽しめたコンサートでした。 やるな読響! この大編成のオーケストラの迫力ある演奏で、バレエが見られたら、さぞ素晴らしいのに! と思ったのですが、この曲を生で何度も聞いたことのあるというクラシック音楽ファンの中にも、このバレエを見たことがある人は少ないのだろうと想像されます。 そう思うと、ストラビンスキーだって【せっかくバレエのために書いたのに・・】と残念がっているはずです? クラシック音楽ファンの人もたまにはバレエを見に行きましょう!
by omoshiro-zukin
| 2018-04-22 07:43
| おもしろコンサート・ライブ
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