ナタリー・デセイのシューベルト歌曲集、こんなに良いならコンサートに行っておけば良かった! |
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2018年 05月 24日
ナタリーデセイは、なんとなく親しみのある歌手です。
このブログでも2014年の6月に【ナタリーデセイがオペラ歌手を引退したって知ってましたか?ルグランとデセイのアルバム】というタイトルで登場しています。 もともと彼女の歌がすごいなと思ったのはヘンデルが好きで良くCDを買っていた中で、たまたま買ったオペラ、【アルチーナ】のアリアを聞いた時でした。 その後もTVで純白の花嫁衣裳を真っ赤な血で染めながら歌う、壮絶な【ランメルチーアのルチア】のアリアや、モーツアルトの夜の女王などを聞いたりして、すごい歌手だとは思っていました。 この辺りのことは以前のブログに詳しく書いたので省略しますが、その後日本のTVでも放映されたミッシェルルグランのピアノ・トリオをバックに彼女が暮れゆくベルサイユ宮殿の庭で歌ったコンサートの艶やかな姿は、まだ記憶に新しいところです。 昨年、そのナタリー デセイが来日して、シューベルトの歌曲を歌うコンサートを行ったのは知っていました。しかし彼女はもともとオペラ歌手です。 クラシックでは同じ歌手でも、オペラと歌曲は別のジャンルと言ってよいほど、歌い方が異なるので、その両方を得意とするのは難しいのです。 それにまだ、ミッシェル・ルグランとのポピュラーやシャンソンを歌ったコンサートの印象が深かったこともあり、(こちらも当然ですが発声や歌い方がまた別です)【えっ!ナタリーデセイのシューベルトか・・・】と、なんとなく軽視して、同じナタリーでも、ナタリー シュトゥツマンのほうのコンサートの方に行ってしまいました。 ところがつい最近、なにげなくそのナタリーデセイがシューベルトの歌曲を手にいれて聞いて見ると、これが良いのです! 聞き始めた時は、なんだかとても違和感を感じたのですが、聞いているとこれも良いかなと思い始め、もっと聞いているうちにすっかり気に入ってしまいました。 だいたいにして、シューベルトの歌曲はとても暗いのですけど?彼女が歌うとなんとなくその暗さが取れて明るい感じがします。 どこなくフランス風にも感じます? ともかく一風変わっている感じがするのです。 これが良いと思うのは、もしかして僕が歌曲を、あまり聞きこんでいないせいもあるかもしれないとちと不安になります。 そこで【少し変ってますけど・・・?】と言う前置き付で、シューベルトの歌曲を聞きこんでいる(主に男性歌手ですけど)、Iさん宅に持参して聴いていただきました。 なんだこれは!と言われると思いきや【いや、これもありじゃないですか】と暖かいお言葉です。 やっぱり本格的なオペラ歌手はすごいものです。 狩野元信が【行体】【信体】【草体】を使い分けるように、優れた歌手はオペラ、バロックオペラ、歌曲、ポピュラーを自在に使い分けるのです。(新しい言葉を覚えると、つい使ってみたくなるのは悪い癖!) 同じ曲でも歌手によって、実にさまざまな顔を持つことが出来るのが、歌曲のおもしろいところです。 ジャズになるとこの差はもっとわかり易くなります。 同じ曲がアップテンポになったりスローバラードになったり、伴奏もピアノだけから、ピアノトリオ、フルオーケストラまで、実に多彩です。またスタンダードといわれる曲は実に沢山の歌手によって歌われています。 僕が持っている、女性歌手でシューベルトを歌っているアルバムを調べて見ると、バーバラ・ボニー、ルネ・フレミング、ナタリー・シュトゥツマン、ジャネット・ベイカー、クリスタ・ルードリッヒ、フォン・オッター、カリタ・マッテラ、などがありました。 なぜか有名なアーメリンクとシュワルツコップを持っていないことに気が付きました! どうもこの二人はそれほど好きでないのかもしれません? 男性歌手も定番ものは持っていますが、どうも僕は男性よりも女性歌手のほうを優先的に聞いてしまうようです。 聞いて見ると、さすがにどれも良いではないですか! やっぱりシューベルトの歌曲は曲そのものがすごいのです!! どれも一流歌手ばかりですから上手いのは当たり前、あとは好みの問題なのでしょう。 僕の一番すきなシューベルトの歌曲のアルバムは、正統派ではありませんが、オリジナルのピアノ伴奏ではなく、アバドの指揮によるオーケストラの伴奏がついたフォン・オッターとクヴァアストホフが共演しているアルバムです。(オーケストラ伴奏付の女性歌手の歌というのがなぜか好きなのです。) これは歌も良いのですが、むしろ伴奏が好きなのかもしれません。(録音も良い!) 特にオーボエの使い方などが実に印象的で、何度も何度も聞いているお気に入りのアルバムです。 さて、話しはナタリーデセイのシューベルトのアルバムに戻ります。 聞けば聞くほどこのアルバムの良さが解ってきます。 こんなことなら去年の来日コンサートに行っておけば良かったと思ったのですが、例によって後の祭りです!
by omoshiro-zukin
| 2018-05-24 08:50
| おもしろ音楽
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