ハイエンド機器で昔のジャズを聞くという楽しみ?ウイルソン オーデイオでオリジナルLPを聴く(その2)。 |
ありがとうございました。
拙宅の機材ですが、以下になりますので、補足させて頂きますね。
スピーカー:Wilson Audio Watt3/Puppy2
プリ:Mark Levinson ML1
パワー:Mark Levinson 23.5L
アーム:SME 345
ご感想をどうもありがとうございました。
カレンダー
カテゴリ
ブログジャンル
最新の記事
記事ランキング
最新のコメント
以前の記事
2024年 03月 2024年 02月 2024年 01月 2023年 12月 2023年 11月 2023年 10月 2023年 09月 2023年 08月 2023年 07月 2023年 06月 2023年 05月 2023年 04月 2023年 03月 2023年 02月 2023年 01月 2022年 12月 2022年 11月 2022年 10月 2022年 09月 2022年 08月 2022年 07月 2022年 06月 2022年 05月 2022年 04月 2022年 03月 2022年 02月 2022年 01月 2021年 12月 2021年 11月 2021年 10月 2021年 09月 2021年 08月 2021年 07月 2021年 06月 2021年 05月 2021年 04月 2021年 03月 2021年 02月 2021年 01月 2020年 12月 2020年 11月 2020年 10月 2020年 09月 2020年 08月 2020年 07月 2020年 06月 2020年 05月 2020年 04月 2020年 03月 2020年 02月 2020年 01月 2019年 12月 2019年 11月 2019年 10月 2019年 09月 2019年 08月 2019年 07月 2019年 06月 2019年 05月 2019年 04月 2019年 03月 2019年 02月 2019年 01月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 10月 2018年 09月 2018年 08月 2018年 07月 2018年 06月 2018年 05月 2018年 04月 2018年 03月 2018年 02月 2018年 01月 2017年 12月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 07月 2017年 06月 2017年 05月 2017年 04月 2017年 03月 2017年 02月 2017年 01月 2016年 12月 2016年 11月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 画像一覧
検索
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
タグ
その他のジャンル
ブログパーツ
外部リンク
ファン
フォロー中のブログ
|
2018年 10月 14日
一般の人にとっては、もはやLPレコードそのものが遠い存在で、その中で日本盤、輸入盤、さらにはオリジナル盤で大きな値段の差があるという事実にさえ驚くことでしょう。 それも当たり前で、これが新品で発売されていた当時はこのどれもがほとんど同じ値段だったのですから! 今ではその値段差はとんでもなく大きくなり、人気のあるアルバムのLPは10万円を超える金額のものも少なくありません。 同じアルバムの中古CDなら1000円以下、へたすると500円くらいで買えるのですから、いったいどうなっているの?と思うのが普通です。 そこにそれだけの値段差の価値を見出しているのがマニアというもので、こればっかりはキリスト教の信者が仏教の教えを理解できないのと同じくらい、世界が違うのです。 そのオリジナルのレコードの魅力にすっかりハマっているのがKさんです。 さほど裕福な身分でないのにかかわらず?(これはたんなる推測です、もしかすると・・・)高額なオリジナルに手を出してしまうのは、もはや宿命とでも言うようなものかも知れません? しかも主に50年代に発売された古いレコードを、当時の古いスピーカーやアンプで聞こうというのではなく、むしろ現代的な機材で聞いているのですから、相当の変人、いやいや相当の使い手だと言えます。 というのもハイエンド機器とはいえ、50~60年台のブルーノートが輝いていたように、Kさんのハイエンド機器は、少しばかり時代を遡った、そのメーカーが輝いていた時代のハイエンド機器なのです。 この一番輝いていた時代の器材というのがKさんの音の一つのポイントかもしれません。 それは当然ながらある程度古いものになり、その時間の経過もまた、音をまろやかに熟成しているのかもしれません。 スピーカーはウイルソン・オーデイオ。 創刊まだ間もない頃のオーデイオ雑誌で、ウイルソン オーデイオのスピーカーを日本で初めて購入した人の取材記事を読んだことがあります。 当時は部屋がいっぱになるほどの、ものすごい大型の装置でした。 そしてそのセッテイングのためにウイルソンオーデイオの社長が、わざわざ夫婦で来日し、購入者の家までやってきたのです。 当然ファーストクラスかなんかで飛んできているのでしょうが、その費用も当然スピーカーの価格に組み込まれているのです。 とんでもないハイエンドスピーカーと言えましょう! (下のシャンデリアはKさんの部屋ではなく、元町の澤野のジャズを流すおしゃれなお店のものです) Kさんのところのウイルソンオーデイオは、それよりもずっと後、1994年に発売されたシステム5というモデルです。 発売当時の値段が300万円を超えるという高級機ですが、写真で見るよりずっと小ぶりです。 タンノイGRFなどと比べるとずっとこじんまりとしており、大型というより中型スピーカーといったほうが良いでしょう。 日本の家屋にもぴったりマッチする大きさで、その風体はちょっとR2D2の兄弟みたいで、ちょっと親しみが持てます。 そしてアンプは当時なく子も黙るほど絶大な人気を誇ったマークレビンソンです。 最盛期だった90年台のプリNO28ーL(たぶん)とNO23ステレオパワーアンプ(たぶん)という強力なコンビです。 (・・と機材のことを書いたのですが、のちに間違っていることが判明。 正確にはスピーカーがウイルソンオーデイオのWATT3とPAPPY2を組み合わせたもの、プリはML−1、パワーは23・5だそうです。いつもいい加減なことを書いてしまうのが常ですが、またまた間違っていたようです。すみません。もっとも僕にはその違いも良くわからないのですけど!) さらにメインのレコードプレヤーは定評のあるオラクル デルフィにSMEのタイプ345(たぶん)という鉄壁の構えです。 加えて、今回はモノラル専用として、バリレラのモノラル専用カートリッジをつけた、これだけはかなり年代の古いエラックのミラコードを導入しています。 面白いのはこの定評のある、黄金時代の黄金の組み合わせから想像する音とは、ずいぶんと趣の違う音が出ることです。 これがオーデイオの面白いところです。 特に今回新たに導入された昔のエラックのプレヤーで聞くと、目の前に、その時代の空気が蘇って来るような気がします。 Kさんの音が、オリジナルレコードによって作られていることは、たぶん疑いのないことです。 ジャズのオリジナルのレコードが持っている厚みとか、温かみとか、耳障りの良さとか、ほかにも口に出せないような様々な要素を、なんとかうまく引き出すように調整されているのです。 さて、今回さまざまなオリジナル・レコードを聞かせていただいて、気がついたことがあります。 それは僕もKさんも2管や3菅で編成で演奏される曲が好きだということでした。 (蛇足ながら、2管とは例えばトランペットとサックスのように2つの管楽器を使うことです) (スタンゲッツの渋い横顔、このアルバムは初めて聞きましたが、良いですね!) 曲の冒頭でフロントラインがハーモニーでメロデイを演奏する、ハードバップの典型的な形です。 このハーモニーがなんとも気持ち良いのです。 思い起こせば、僕がジャズを好きになったきっかけになったアルバム、フレデイ レッドの【シェイズ オブ レッド】も2管でしたし、Kさんがオリジナル盤にはまる、きっかけになったと言うケニードーハムのアルバム【マタドール】もまた2管のアルバムでした。 そしてこの2つのアルバムで共通してサックスを吹いているのが、ジャッキー・マクリーンだったというのも面白い偶然です。 今回も最後を締めたのが、高価なオリジナル盤のリー・モーガンの【クリフォードの思い出】です。 (奥ゆかしいKさんは購入した値段を明らかにしませんが、巷の相場では20万円近いと言います!驚き。) さすがオリジナル盤です。これがまた素晴らしく良く鳴ります。 朗々と響きわたるリー・モーガンのトランペット、そしてその美しいメロデイに寄り添うようなジジ・グライスとベニー・ゴルソンの2管のハーモニーがたまりません! 僕がジャズで好きなのはハーモニーなのかも知れません?。 あらためてオリジナル盤の良さを堪能させていただいた贅沢な時間でした。
by omoshiro-zukin
| 2018-10-14 08:38
| おもしろオーデイオ
|
Comments(2)
Commented
by
K
at 2018-10-14 16:25
x
先日は、貴重なお時間を頂きまして、
ありがとうございました。 拙宅の機材ですが、以下になりますので、補足させて頂きますね。 スピーカー:Wilson Audio Watt3/Puppy2 プリ:Mark Levinson ML1 パワー:Mark Levinson 23.5L アーム:SME 345 ご感想をどうもありがとうございました。
0
Commented
by
omoshiro-zukin at 2018-10-15 10:45
|
ファン申請 |
||