すっかり面白さにはまって、先月に引き続き、再び横浜能楽堂に狂言を見に行く【蟹山伏】 |
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2018年 11月 13日
能とは狂言とかは、まったく縁遠いものだと思っていました。
なにより見ても分からない、難解なものに違いないと思いこんでいたのです。 それが一度狂言を見てみると、そのあまりの面白さにすっかりハマってしまい、先月に引き続き、ふたたび横浜能楽堂まで足を運んでしまいました。 だいたい今までは映画にしろ、美術にしろ、日本のものより、西洋のもののほうがずっと親しく感じていたのに、CさんやBTさんの影響で日本映画や日本美術の面白さに気が付いたのがついたのは最近のことです。 日本のもの、といえば、それとは別に図書館で借りた落語のCDが面白くて、図書館にある落語のCD(これがここの図書館には300枚以上あるのです)を片っ端から聞いたおかげで、落語の登場人物とはすっかり親しくなりました。 特に上方落語がすっかり気に入ってしまい、【その賑やかなこと!】と、三味線や鳴り物の鳴り響く賑やかな雰囲気は独特で、これがない落語は寂しく感じてしまうほどです。 落語といえばその登場人物のほとんどはどこか憎めない、普通から言うと一本ネジが抜けたような人が多いのですが、狂言を見ているとまるで落語の主人公がそのまま登場しているのような気がしてしまいます? (順番から言うと狂言の登場人物が落語に登場している) そしてこの両者に共通しているのが、そんなしょうもない登場人物たちを、非難しているというより、(そうそう、そういうこともあるんだよね!)と共感を持って見ていることです。 (そう思うのは僕だけ??) 今回の最初の曲は【蟹山伏】です。 これが実にシュールな物語なのです。 というよりコントそのまま。 最近TVでコントを見ていても、全く面白く感じないのに、この面白さは何でしょう! なんといっても蟹の精という、見たことも聞いたこともないような、まるでウルトラマンシリーズに登場するような、怪物が登場するのです。 派手な衣装に黒髪を振り乱す鬘をかぶり、(賢徳)という目をぐりっとむき出し、すっとんきょうな顔のお面をかぶり、両手を上にかかげて、人差し指と中指で作ったはさみを閉じり開いたりしている姿は、まるでバルタン星人そのまま。 登場人物は修行を終えて帰郷する山伏と、その連れの強力の二人。 彼らがお互いを菩薩?とその弟子に例えて、褒めあう姿が、実に微笑ましくもおかしいです。 何も知らないのに威張って知識をひけらかす、落語の大家さんとよく似ているので、何となく親しみを感じてしまいます。 そこに登場するのがバルタン星人ならぬ、異形の怪物です。 その姿から山伏はそれを蟹の精と断定します。 (しかし蟹の精というのも実に妙なキャラクターです。すっかり気に入りました。) 主人公である山伏は修業を積んだ超能力者なので、本来ならこんな怪物は一発で倒してしまうはずです。 まずは、荷物持ちの付き人、強力(ごうりき)が強気で挑みます。 しかしあっというまに耳を挟まれて痛い、痛いと助けを求めます。 そこでこんな怪物は呪文一発で倒してみせるわいと、今度は颯爽と山伏が怪物に挑みます。 ところが呪文が効くどころか、呪文を蟹の精にぶつけるたびに、挟む爪の力が強まります。 強力は痛がって悲鳴をあげ、山伏に、お願いですからその呪文をやめてくださいと頼みます。
by omoshiro-zukin
| 2018-11-13 09:43
| おもしろ狂言
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