クリスマスといえば【くるみ割り人形】と【クリスマス オラトリオ】 |
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2018年 12月 25日
Merry Christmas! クリスマスにちなんだ音楽といえば、頭に浮かぶのがバッハの【クリスマス・オラトリオ】とチャイコフスキーの【くるみ割り人形】です。 実は前者はシーズンに関係なく、バッハの中では一番よく聴く曲ですし、後者は音楽というよりもバレエの情景を思い出してしまいます。 バッハといえばいつも不思議に思うのがミサ曲です。 (ミサ曲ロ短調もクリスマス・オラトリオに並んで好きな曲です。) 当時のカトリックとプロテスタントの関係がどうだったのか、いまいち、よく分からないのですが、イギリスでは20世紀までこの2つの宗派の対立が戦争までおこしていたのですから、お互いに認めあってはいなかったはず。 にもかかわらずプロテスタントのバッハが、カトリックのためのミサ(ちなみにプロテスタントではミサは行いません)の曲を作っているのです。 これには諸説あるようですが、ラテン語による伝統的な祈りが、当時はプロテスタントでも使われていたことは確かなようです。 そんな状況の中で、あえてバッハがラテン語やグレゴリオ聖歌の旋律を使ったのは、昔から伝わってきた(言語とか旋律が持つ力)を認めていたからではないかと思うのです。 それを思うと、現代のカトリック教会が世界的にラテン語のミサを行わず、各国の独自の音楽と言葉に変えてしまったことが、いかにも残念な気がします。 僕は特にバッハ好きという訳でもないのに、調べてみるとこのクリスマスオラトリオのレコードを2枚、CDを3枚持っていました。 なかでも好きなのは、僕のクラシックの先生Iさんがおすすめの、ヘルムート・リリング指揮の盤です。 これは現代風のさっぱりした演奏ではなく、華麗でいかにもクリスマスらしい雰囲気のある素敵なアルバムです。 最近はバロックというと、オリジナル楽器とその当時の奏法があたりまえになっていますが、それ以前の、たっぷりとビブラートを効かせたロマンティックな演奏も今聴くと逆に新鮮だったりします。 音楽的には【マタイ受難曲】のほうが、数倍優れているとは思うのですが、なんせあちらは、救世主たるキリストが裏切られ、辱められ、苦しめられながら死に向かう情景をえがいた曲です。 当然ながら全体的にとても重苦しく暗いのです。 そこいくとクリスマス・オラトリオは救い主たるキリストがこの世に誕生したことを祝う曲ですから、ずっと明るくなります。 なかでもソプラノとオーボエの2重奏を始め、バッハお得意のさまざまな楽器と声との2重奏が好きなので、よく聞きます。 たいてい好きな曲は生演奏で聞いているのですが、このクリスマスオラトリオだけは生で聞いたことがありません。 なぜか、少なくとも日本では、ほとんど演奏されることがないようなのです。 今年も探して見ましたが、一番可能性の高そうなバッハ・コレギウム・ジャパンのクリスマスの演奏は、バッハではなくヘンデルのメサイアでした。 (なぜかメサイアの演奏会は多いですね!) こんな素晴らしい曲が演奏されないとは、なんとも不思議な話です。 さて【くるみ割り人形】といえば、やっぱりバレエです。 前奏曲がおわり、あの雪がひらひらと舞うようなメロデイーが聞こえてくるだけで、暮れて行く街を、プレゼントを片手に、暖炉の火が燃える温かい家に向かって行く人々の場面が頭に浮かび、懐かしくなります。 昨年はベジャールのあまりに革新的な舞台を見て、これはいかんと、ロシアの名前を忘れてしまうような、バレエ団の公演もみたのですが、これも今一歩でして、結局TVで放映されたマリインスキーバレエの舞台を見て、やっぱり、こうでなくっちゃねと思ったのでした。 今年は行かないつもりでしたが、これを見ないとクリスマスがこないような気がして、ぎりぎりで新国立の公演のチケットを買いました。 さても不思議なのは、縁とでもいいますか、どこかしら、お互いの出す波長の合わない人とか場所とかが存在することです。 僕の場合それがここ、初台にある新国立劇場なのです。 もともといかにもビルの中にあるといった雰囲気の劇場は好きでないのですが、ここもその例にもれず、優雅さのかけらも無いのに、オペラパレスという大層な名前をつけているのも、なんとなく恥ずかしく感じてしまいます。 ・・と、こんな偏見を持っているがためかどうか、ここで見たバレエやオペラは今まで一度も良いと思ったことが無いのです。 ちなみにバレエは【コッペリア】とローラン・プテイの振り付けの【こうもり】でしたが、ほとんど覚えていないほどです。 オペラなどは途中で出てきてしまったほどです! (これは前列の観客のマナーが悪かったせいもあります) にもかかわらず、今回この劇場のチケットを買ったのは、なにか魔がさしたのかもしれません? そして、その公演の日は結局、のっぴきならない事情で行くことができなくなってしまったのです。 この世の中には、やっぱりお互いに波長の合わない場所というのはあるようです。 幸いこの劇場に何の偏見も持たない方にチケットを譲ることができ、その方から久しぶりに見たバレエは楽しかったと感想を頂きました。 僕が実際に見ていたらどんな感想を持ったかどうか、我ながらとても興味のあることです。 来年のクリスマスには、【クリスマス オラトリオ】の演奏会はあるのでしょうか? 例年どおり、そちらは期待薄なので、やっぱり【くるみ割り人形】を見ることになるでしょう。 たぶん違う場所で!
by omoshiro-zukin
| 2018-12-25 14:47
| おもしろ音楽
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