休日の昼下がりは、ゆったりと、お気に入りのブランチで・・。 |
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2019年 05月 14日
いわゆる【アメリカン ブレックファースト】というのが好物です。
ところがこれの美味しいものは、なかなか食べられないのです。 (下は六本木付近の風景) 戦争が終わってもう70年以上も経っているというのに、いまだに日本ではアメリカではあたり前のパリパリ ベーコンがなかなか食べられないのです! そういえばアメリカでは至るところにお店のあるタコスも日本ではそれほど一般的ではありません。 (下も好物!GW中も行きました。石川町のクオ ヴァデイスのマルガリータ、) それと比べると、どこのコンビニでもアメリカではほとんどみることのないアメリカン・ドッグはあるのですから不思議です。 アメリカにはアメリカン・ドッグなどという呼び名の食べ物はありません。フライドドックという似たものはあります。あまり見ませんが・・・。 (下はこちらもGW中に食べたマンゴツリーキッチンのタイ料理のセット、麺にカレーにガパオにサラダと盛りだくさんでお得でした。) そんな中で昼下がりに、そんな朝食メニューが、(それも本格的で美味しいもの)が食べられるのが、六本木にある【37ステーキハウス】のホリデーブランチメニューです。 もちろんこのお店のジュージューと音を立てながら、テーブルまで持って来て切り分けてくれる、骨付きの熟成肉も抜群なのですが、それは別のお話。(思わずよだれが出そう!) 今回はここの限りなくブレックファーストに近い休日用のブランチメニューの中の一品です。 (下の写真がそうですが、写真写りが悪い?というか写真が悪くてあまり美味しそうに見えないのが残念!) このメニューはリコッタチーズのパンケーキが3枚に、カリカリベーコンが3枚、ホットドックに挟まれているような雷山豚を使ったソーセージが半分、それに揚げたハッシュドポテトがついています。 こう書くとどこにでもありそうな平凡なものですし、実際に写真にとれば同じように見えるメニューを出すお店は沢山あります。 (下はサンフランシスコ市内のダイナーのフレンチトーストの朝食メニュー、もちろん美味しい!) ところが、それが食べてみるとまったく違うのです。 下の写真は青山にあるアメリカの店の支店のものです。 写真で見ると美味しそうにも見えるので、その差がわかりません。 ところがこちらは、2度と行きたくないばかりか、損したような気にさえなる、ひどいものでした。 やっぱり写真とネットでの評価は信じてはいけません! というより同じようなメニューでも食べ始めると、うんざりしてしまうようお店のほうが多いのです。 まず厚くて重いパンケーキが多いのですが、ここのは適度な厚さでリコッターチーズが入っていても軽く感じます。 メープルシロップの量も適度に出てきます。(これがけちってある店はいけません) (クアアイナのパンケーキは値段も安い上に、軽くて美味しい!コスパも抜群なのでジムの帰りに時々立ち寄ります) そして例のカリカリベーコンです。これが食べられるところは日本では本当に少ないのです。 たいていは厚くて柔らかいベーコンか、薄くて柔らかいベーコンなのです。 これに加えてオールポークのソーセージもなかなかですし、ハッシュポテトもぴったりです。 甘いシロップをかけたパンケーキに塩辛いベーコンやソーセージというのは抜群に相性がいいのですけど、人によってはその逆だと思う人もいると思います。 (下は中華街の菜香のチャーシューメン、こういう本物のチャーシュの乗った、さっぱりしたチャーシュメンを食べられるところは少なくなりました。今の若者が食べたら、多分、そのあまりにもあっさりした味に驚いてしまうはず?) これにアメリカンスタイルのコーヒーが何杯でもお替りできるのですから、嬉しくなってしまいます。 (このメニューでコーヒーがお替り出来ないとなると、これはまた問題です) そしてもう一つ気に入っているのが、このお店の雰囲気です。 特に入口付近のテーブル席でなく、ちょっと奥まった広々としたボックス席に座らせてもらうと、その居心地は抜群です。 (下はこちらも居心地の良い、湯河原のエルルカンビスの店内) 不思議なのはここはアメリカに本店のある店の日本支店ではないのです。 純粋に日本資本のお店です。 にもかかわらず内容も雰囲気もまるで(アメリカのよう)なのです。 誤解の無いように書きますと、これは褒め言葉です。 この(アメリカのよう)というのは正確に言うと、カリフォルニアの北方の味も良し雰囲気も良しというお店に、とてもちかい雰囲気のことを言っているつもり。 (下は六本木 37ステーキハウスの店内) いまだにアメリカ料理のように大味だ、などと言う人がいますが、これは僕と同じようにアメリカのごく一部の場所を指しているものと想像します。 確かに中西部で美味しいものを食べるのはいまでも至難の業のはずです。 アメリカはとても広いのです。 西海岸と中西部と東海岸では大きな違いがあります。 (同じく37ステーキの店内) これをひっくるめてアメリカはまずいだの、美味しいというのは、どだい無理な話です。 西海岸の一部の地域、特に北側のサンフランシコ、ナパ周辺、そして最近はオレゴン州のポートランドも随分とレベルが高いようです。 アメリカと聞くと【まずい!】と反応してしまうのは、トーストは厚くなくてはという、昔からの思い込みと同じようなもの? (下は六本木風景) パイヤール室内管弦楽団だって、いまとなっては人気がないようですが、そのうちまた、あの甘美で時代的な演奏が見直されて来るはずだと思っているのですが? (こちらもGWに食べたベトナム料理のセットの前菜、これにフォーと屋台風チャーハンというセットメニューが安くてお得!もちろん美味しい。場所は横浜吉田町のリーロイ) 僕がいつもアメリカと言ってしまうのは、西海岸のごく一部の地域にすぎません。 もちろん、その料理のレベルが随分進んでいるいると思われる地域にだって、まずい店と美味しいお店があるのは日本と同じです。 というわけでこの37ステーキハウスで、何杯もコーヒーを飲みながら、2時間近くもゆっくりとブランチを楽しんだのです。 (同じくGWに行った麻布十番の更科堀井、ここの細くて白いお蕎麦も大好物です!) 普段けちけちしている僕ですが、このブランチに大枚約2500円を払うのは、実にリーズナブルでコスパも高く感じます。 とはいえ同じ体験をしても、また違う感想を持つ人がいることもまた確かでしょう。 ましてや【食事にパンケーキなんていや!】という人だって沢山いるはずです。 世の中の価値の基準というのは本当に人さまざまなのです。 (こちらも好物の、中華街、菜香の骨付き豚バラ肉ののった香港風釜飯(保仔飯)) さてお腹がくちくなった後は、ゆっくりとパイヤール室内管弦楽団でも聞くことにしましょうか・・・。 (下の写真はもう何十年も食べ続けている、中華街(新楽)の餃子、ここのモチモチの皮に噛むと肉汁が出てくるような大きくて豊満な餃子は、街の中華料理屋ではなかなか食べられません。 この餃子と本物のチャーシュが刻んで入っているチャーハンとの組み合わせは、まさに黄金のカップルです。下は二人前の写真)
by omoshiro-zukin
| 2019-05-14 00:03
| おいしいごはん
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