自転車で1日に6つの市を巡ってしまったこと。 結果としてですけれど。 |
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2020年 04月 26日
久々に自転車の話題です。
写真に登場する2台は共にミニベロで僕の愛車です。共に相当に古いもので軽く10年以上も昔のモデルです。 (早くも菖蒲が咲く季節になりました!近所のお寺の庭で) 青い方はBDー1の初期モデルで2010年に中古で購入したものです。 すでにタイヤ、クランク、BB、サドル、ペダル、ハンドルグリップ、などなど、様々な消耗部品を交換しています。 もう一台の白いほうはブリジストン・モールトンです。 こちらは使わなくなって放置され、ボロボロになったものをもらって、知人に乗れるようにレストアしてもらったものです。 このご時世、自宅謹慎みたいなものですから、家で音楽を聞いたり、映画を見たりしているのですが、やっぱりじっとしているのが苦手です。 そこで結局は一人で家の前や中で、体を動かしていることの方が圧倒的に多くなってしまいます。 やることと言ったら自主トレとストレッチ、本来はそれにジョギングとくるのでしょうが、走るのは苦手なので、代わりに自転車で走り回ることになります。 ジムには行けないので、その分自分で頑張ろうとするのですが、ジムと違って負荷が軽いので、どうしても時間が長くなってしまいます。 その結果1日6時間も7時間も体を動かしていることが多くなります。 しかもそれが自分の中でルーテインとして義務化しているのが辛いところ。 まるで体育会系の学校の寮に入っているような日々ではあります。 自主トレは家の前での縄跳び、階段の乗り降り、スクワット、レンジ、ダンベルを使った筋トレが1セット30分、これを3セットやるので1時間30分もかかってしまいます。 その後家の中で腹筋や背骨の体操、などが30分、これで2時間、ここいらで疲れるのと飽きるので一旦終了。 それ以外は自転車に乗って海まで走ったり、目的地を決めてちょっと走ったりすることが多いのです。 さらに30分のウオーキングと戻ってからの10分程度の背骨の体操と40分程度のストレッチは夕方か夜になります。 (これは必ず毎日やります) これで1日のうちほとんどの時間は体を動かしていることになります。 自転車で走るとはいっても、僕の場合はピチピチのスーツを着て、そこのけそこのけという態度で風を切って走っている連中とは全くの別世界です。 ああいう連中は性格が悪そうに見えるという知人がいますが、もちろん偏見でしょう、たぶん。 あっというまに置いて行かれるロードバイクとは圧倒的にスピードが違うのはもちろんですが、今一番多い電動ママチャリにも負けてしまうのは情けないところ。 その理由を(ミニベロ)だからという理由で、無理やり納得しているのですが、実際は脚力の違いというのは実感するところです。 いつもヒルクライムに出場しているAさんが、僕のミニベロに乗ったらきっと僕の倍くらいのスピードで走ることでしょう!(羨ましい!) 言い訳はともかく、スピードが遅くても(それなりに)結構いろんなところまで行けてしまうというのが自転車の良さです。 ところがやはり限度があるので、行くコースはある程度決まってしまい飽きてしまいます。 そこで久々に行ったとこのないところと思い、選んだのが伊勢原市の渋田川の芝桜と柏木牧場です。 (と今頃書いているのですが、実際に行ったのは数週間前のことです) グーグルで見るとだいたい片道23キロ程度なので、ミニベロでもちょうど良い距離と言えますが、行きはちょっと遠周りして海岸沿いを走り、茅ヶ崎から登って行くルートを選び、帰りは国道1号線を帰って来ることにしたので50キロ少々でしょう。 このボタリングについてはそれほど報告することはありませんが、驚いたのは結果として6つの市を通過することになったことです。 散々道に迷ってやっとたどり着いて見ると渋田川の芝桜は盛りの時期を少しばかり過ぎていました。 とはいえ、もともと僕は花が密集して植えられている風景というのが特に好きなわけではありません。 自然の風景の中にちらほらとさりげなく咲いている、そんな風景の方がずっと好みなのです。 柏木牧場は家族づれで、そこそこ人がいました。ここでコロッケとソフトクリームを買って外で食べて早々に退散です。 牛は牛舎の中にいるし、すぐ裏は大きな工場なので、牧場という言葉から想像する広々としたイメージはありません。 今回の行程は、まずは我が家のある鎌倉市を出発、藤沢市を抜けて、茅ヶ崎市に入り海岸沿いを走ります。 相模川を渡って平塚市に入り、そのあと目的地のある伊勢原市にはいりました。 帰路に、国道1号線に向かう途中に、なぜか厚木市を通過することになり、これで合計6の市を通過したことになります。 これは別に狙っていたわけではなく、走りながら道路標示を見ていて気がついたことです。 1日で6つの市を通過したなんて、なんだかものすごく沢山走ったようで、なんだか少しだけカッコ良いと思ったのでした? ノロノロなので朝9時に出て、戻ってきたのは4時すぎになってしまいました。(もちろん途中の休憩時間は多々あります) 久々の長時間ライドだったので、少しお尻が痛くなりましたが、翌日もその翌日も筋肉痛にならなかったのは普段のトレーニングの成果かもしれません? #
by omoshiro-zukin
| 2020-04-26 00:15
| おもしろ自転車
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2020年 04月 24日
最近ものの値段がよくわからなくなってきました?
特に値上がりのひどいのがオーデイオ用品で、雑誌を見るとレコードプレヤーのアームやカートリッジ(針です)など100万円以上のものがずらっと並んでいて桁が違うのかと、思わずゼロの数を数え直してしまいます。 (下は僕の初めての車、ホンダN360です。31万円でした。131万ではなく、31万円です。) そのわりに洋服などは、むしろ昔よりも安くなっているようです。 給料が10万円そこそこだった時代、スーツは3万円、革靴は1万円、ネクタイも五千円くらいしていました。 横浜元町のポピーに、チャーミングセールの時には三千五百円に値下がりするレジメンタルストライプのネクタイを買いに行ったものです。 それが今でも同じくらいの値段か、もしくは安いものもあるのですから、他の物価から比較すると、服飾品はとっても割安感があります。 ところが車の値段ときたら、ぐんぐんと上がっているようです。 特に国産車の値上がりは著しいようで、昔は国産車より随分と割高だった輸入車ですが、今では逆転しているのでは?と思うものまであります。 例えば1978年には東名高速の登り坂では100キロを保つのがやっと、という1000cc未満の非力なエンジンを積んだルノー4GLTが250万円もしていたのです。 (下はそのルノー4、シンプルさがたまらなくいい!) 同じ78年にはトヨタのマークⅡが100万円を切っていて、憧れのクラウンでさえ125万円程度で変えたのです! 現在ではクラウンは500万を超えるのが普通で、一番高いモデルは700万円もします。(クラウンで700万!) マークXでも300万超えは当たり前で、一番売れそうなモデルは350万もします。 (いまだにこういう古典的な運転席に憧れます!デジタルはどうもね) 驚くのはレクサスで一番高級なサルーンのLS500h EXECUTIVEはなんと1600万円!をオーバーするのです。 廉価版のモデルでもアウデイの最高級セダンのA8よりも高いのですからびっくり! 現代のルノー4とでもいうべき(ルノーカングー)は250万少々、さらにサイズ的には昔のルノー4により近い(トゥインゴ)の一番安いモデルはなんと200万円を切るのです。 78年のルノー4の値段と現代のカングーが同じくらいの値段ですから、物価を比較すると驚くほど安くなっています。 (78年当時と現在の大卒の初任給を比べると約倍になっています。) (こちらはトゥインゴです) 先日カーグラTVを見ていて驚いたのは、Bセグメントと呼ばれる国産コンパクトカーの値段がグッと上がっていることです。 以前はこのBセグメントは普通車の中で一番安い、いわゆる大衆車と呼ばれるクラスだったはず。 ところがこのTV番組に出ていた3台、マツダ2、ホンダ フィット、トヨタ ヴィッツの値段は、それぞれ250万円を超えて、270万近くの車も車もありました。 今までだったらCセグメントの値段ではないですか! (下は新型のフィット) この試乗車は様々なオプションを組み込んでいたので、標準車より高くなっていますが、これだとCセグメントの名車のVWゴルフが買えてしまうではないですか! BセグメントがCセグメントに迫るような車作りをして来たという時代なのかもしれませんが、僕だったらゴルフを買います! さらに軽乗用車に目を向けて、フル装備のNボックが200万を超えることを考えると、輸入車の値段は恐ろしく下がっているのです。 (新型フィットの室内) 昔憧れていた外車に、僕のような庶民でも乗れるのはありがたいことです。 外車と国産車、一体何が違うかと言えば、多分その違いは間違いなくイメージだけです! のはずですが、乗ってみるとやはりどこか違う気がするのは、やはり思い込みのせいでしょう? 若い頃に刷り込まれたイメージというのは根強いもので、昔は確かに国産車が外国車に劣っていた時代があったのです。 そしてデザインにも性能にも優れた輸入車は僕たちの憧れだったのです。 輸入車のようにせめて5Jサイズの幅のホイールにラジアルタイヤ、デイスクブレーキ、が欲しいという時代でした。 その頃、国産車はドラムブレーキに細いクロスプライタイヤだったのです。 (すんごく昔の話ですね!) (下はアルファロメオ、車のデザインからは優美さは消えて、鬼面人を威す、みたいなのが一般的になって来ました。まるで能面の般若のようです。この手の顔は最近のトヨタ車の得意とするところです!) 今ではその当時の性能差はまったく無く、故障の少なさなど考えると、むしろ国産車の方が優れているかもしれません。 外国車のデザインも同じような雰囲気のものが多くなり、もはや一瞥しただけでメーカーや国名を当てるのも難しくなりました。 それでも輸入車を選ぶ理由は?たった一言(好きだから!)という以外にはありません。 考えてみると、どんな物を買うにしろ、それを選ぶ理由は結局はそれだけなのです。 とはいえ(どうして好きなのか?)ということについては、昔のイメージが残っていることを始めとして、それこそ山ほどの理由がついているはずなのですけれど。 (下もトウィンゴです。最近マークを隠して顔を見て、すぐにメーカーがわかるのはルノーが一番かもしれません?) #
by omoshiro-zukin
| 2020-04-24 08:25
| おもしろ車
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2020年 04月 22日
かなり前のことです。 運動のため自転車で海まで行こうとしていたら、鎌倉駅の付近で大きな声で名前を呼ばれました。 振り返ってみると同じく自転車に跨ったジム仲間のIW君です。 という誘いに乗って、目的地を変更、海には行かずに由比ヶ浜通りを長谷方面に曲がり、極楽寺駅のすぐ先の路地を曲がると、そこには古色いっぱいの立派な2階建の民家が絶っていた。 IW君の説明によると是枝監督の(海街ダイアリー)のロケに使われた古民家だそうで、その堂々たる建物は民家といえ近づきがたいような風格を醸し出しています。 (下がその立派な古民家) ここにインド人、確かに不釣り合いな気もするが、似合っているような気もします。 その古民家の広い庭では、眩しい日差しを浴びながら、お庭のテーブルでそのインド人(アナンさん)ともう一人の日本人男性が談笑していました。 IW君は幼稚園の時からこのインド人、アナンさん(本名)を知っているようで、時々インドのお惣菜をもらっているようです。 実はこのアナンさん、ここでインドから様々なスパイスを輸入して販売しています。 他にもこの民家を使って主にエコ系のイベントが行われているようです。 アナンさんのお父さんの代からこの100年前に建てられた古民家でスパイス商をはじめ、それ以来60年もの歴史のある場所だったのです。 極楽寺から近い、奥まった山の麓にこんな場所があったなんて全く知りませんでした! アナンさんはいかにも昨日インドから日本に到着しましたというような風貌と雰囲気に溢れています。 (古民家の玄関がスパイスの展示売り場になっていました) 一見してヨガの名人とかインドの賢者のように見えます。 ところが実は幼い頃からここに住んでいるのです。 それでいてこの雰囲気を醸し出しているのはすごい! アナンさんがIW君に発した第一声は(今日は下着に、なにを履いてる?)でした? (この前の広い庭で談笑して来ました) もちろんパンツ、と答えると、そこで一喝!どうして(ふんどしはかないの?ふんどしは風通しも良くて体にいいんだよ!) さらに何を食べたかとの質問に答えたWT君は怒られぱなしです。 アナンさんが勧めるのは、ふんどし、ぬかみその漬物、お味噌、納豆、などなど、まるで昔の日本人のおじいさんのよう。 その風貌との違和感に驚きますが、その心は(生きているものを食べなさい!)ということらしいのです。 折しもコロナが流行が拡大し始めた頃です。 まず体に免疫力をつけることが大事だと彼は言います。 体に良いものを食べることが免疫力をつける第一歩なのです。 (百円で漬物、味噌汁、納豆、ご飯が食べられればいいだろう。実際にはこれを百円で食べることはできないけど、不足分を政府が補填して皆がこういう体に良いものを百円食べられるようにすれば良い!) なるほど、僕もマスクを配るより、よほど良い案だと思ったのでした。 (古民家のすぐ隣にある熊野神社) 向かい合って座っていた日本人男性はお医者さんでした。 実はアナンさんが開発した主食に代わる(大麦in Bag)というものを買いに来ていたのです。 これは大麦にレンズ豆、カシューナッツやピスタチオ、そして香辛料のパプリカなどを混ぜたものです。 アナンさんが開発した健康食品です。 これを炊いて食べるのですが、その時上に色々な野菜を乗せても美味しいそうです。 彼によると、お米の代わりにこれを食べていたら、3ヶ月で10キロも痩せたというのです。 このお医者さんTさんはお医者さんの立場から、食べるもので体の中から健康になる運動をしているそうです。 その関係でアナンさんと知り合ったらしいのです。 この時も(大麦in Bag)を仲間に食べさせたいと、20袋も買いに来たのですが、今は10袋しかないと断られていました。 僕はといえば、そのうちの一袋を頼んで分けてもらい、家で調理して見ました。 この手の五穀米とか大麦とかは苦手なので、体にはいいかもしれないが、あまり美味しくないのではと思っていたのです。 ところが付属のスパイスがよく効いていて、とても美味しかったのでびっくりしました。 確かに手を洗ったり、距離を保ったりするのは大事なのですが、体に免疫力をつけるということにはあまり目が向いていないようです。 免疫力をつけるというのはとても大事なことのはず。 そしてそのためには食べるものが大変に重要なのだということも確かです。 (コンビニやスーパーで出来合いのものを買って食べていては体に免疫力はつかない、もっとちゃんとした食べ物を食べなくてはダメです) というアナンさんの言葉は、いかにももっともだと思ったのでした。 #
by omoshiro-zukin
| 2020-04-22 00:10
| おもしろ旅
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2020年 04月 20日
散々ジャズを聞いていた頃、いただいたレコードの中に一枚だけ一回り小さい10インチのレコードがありました。
MARTY PAICHと、なぜか縦書きで書かれている、黄色を基調とした珍しいデザインのジャケットでした。 大きさが珍しかったのと、結構好きな盤だったので、今でもこのジャケットは良く覚えています。 これは(マーティー ペイチ カルテット フューチャリング アート ペッパー)と言うタイトルのアルバムでした。 アートペッパーの名前は右のほうに小さくまるでマークのように書かれていたので、当時はあまり気にしていませんでした。 とてもか良いアルバムでしたが、クラシックを聞き出してから、もうジャズはあまり聞かないだろうとジャズのレコードをまとめて処分してしまった事があります。これがその中の一枚だったのです。 その後マーティ ペイジをもう一度聞いて見たいと、買ったCDが(JAZZ for Relaxation)と言うアルバムです。 こちらもなかなか好きなアルバムです。 今でもたまに聞きますが、そのたびにあの黄色いジャケットの10インチ盤を手放すのではなかったな、と後悔しています。 マーティ・ペイジはピアニストですが、それよりもアレンジヤー、指揮者、作曲家として活躍した才人です。 今頃になってその歌の伴奏の素晴らしさに気がつくことになったのですから、相変わらずしょうもないことです。 つい最近、再びマーテイン ペイチのアルバムと出会ったのは、メル トーメのアルバムを良く聞くようになったのがきっかけでした。 そこで聞いたペイチの伴奏が実に素晴らしかったのです。 タイトルは(メルトーメ ウイズ ザ マーテイ ペイチ デクテット)です。 僕は女性ボーカルのアルバムも結構聞きます。 定番のエラから始まって、アニタ・オデイ、ジューン・クリステイ、ローズマリー・クルーニー、クリス コナー、ジョースタッフォード、アン バートン、ナンシーウイルソン、キャロル スローン、ダイナ ワシントン、リナ ホーン、ヘレン メリル、渋いところではジュディー ガーランドなどなど有名どころのレコードは持っているのですが、このトニーハーパーという歌手の名前は初めて聞きました。 聞いてみると、声を張り上げるタイプではなく、ソフトな声にとても好感が持てます。 無理のないスムーズな声で丁寧に歌います。 彼女は1937年生まれですが、子供の頃から歌手として活躍、1955年にオスカーピーターソントリオの伴奏でアルバムを出して、その後数枚のアルバムを録音しただけで、29歳で引退しているのです。 このアルバムはちょうどその29歳の時に録音したアルバムのようですが、あまりの堂々とした歌いっぷりに、まるで年配のベテラン歌手のように聞こえます。 これだけうまいのに、どこか突出して個性的なところがないので、それほど人気がでなかったのかもしれません。 そのことと早く引退したことと関係があるのかどうか?引退した事情も気になります。 この柔らかい雰囲気と声を張り上げない歌い方は、カーリーサイモンがスタンダードを集めて歌っている(ムーンライト セレナーデ)というアルバムを彷彿させます。(これもなかなか良いアルバムです) とはいえ明らかに違うのが、伴奏です。 この(NIGHT MOOD)のマーティ ペイチの伴奏は実に隙がなく、細部までびっしりと詰まっているのです。 きちんとした手抜きのな無い伴奏は聞いていて気持ちが良いものです。 リンダ・ロンシュタットの(ワッツ ニュー)をはじめとしたスタンダードアルバムが良いのも、伴奏のネルソン・リドルの力が大きいのです。 そんなこともあり、今頃になって何十年ぶりかでマーティ ペイチの伴奏の良さに気がついたのです。 本当にいつも、ものすごく遅れた情報ばかりで申し訳ないと思いつつも、例によって世の中は知らないことだらけなのだから、しょうがないなとも思うのでした。 #
by omoshiro-zukin
| 2020-04-20 09:08
| おもしろ音楽
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2020年 04月 18日
ところがピアノの伴奏だけの歌曲というのは山ほどあるのですが、他の楽器の伴奏がついているとなるとそう多くはありません。 例えば歌曲の王様?と言われるシューベルトの歌曲などがそうです。 というよりもともと存在していた詩にピアノで伴奏をつけたものを歌曲(リート)と呼ぶのですから、そもそもピアノ伴奏以外の歌曲を望む方が間違っているともいえます。 とはいえシューベルトの歌曲にオーケストラの伴奏を編曲した作曲者も沢山います。 それを集めたアバド指揮のオーケストラの伴奏、オッターとクワシュトホフの歌によるアルバムは僕の永遠のベスト盤です。 さてオーケストラの伴奏付きの歌となると、まず頭に浮かぶのがマーラーです。 なんせ交響曲の中にも歌が多用されるほどの歌好き?のマーラーです。 数々の作品があるのですが、僕の好きなのは(リュッケルトの詩による5つの歌)と(少年の魔法の角笛)の中の(美しいラッパの響く時)、そして交響曲とされていますが、実際はオーケストラの伴奏付きの歌曲集のような(大地の歌)です。 リュッケルトの詩による5つの歌はワーグナーの(ヴェーゼンドンク歌曲集)と一緒にカップリングされていることが多いです。 あまりワーグナーを聞くことのない僕でも、ワーグナーにしては比較的押し付けがましさとしつこさのない?このヴェーゼンドンク歌曲集も好きな曲の一つとなっています。 この二つの歌曲では特にクリスタ・ルードリッヒの歌が好きです。 他にピアノ以外の楽器の伴奏がついた歌といえば、もっと昔の時代のミサ曲とかモテットとモテットです。 知らないうちに僕のレコードはこういうの曲が沢山集まってしまいました。 宗教音楽のきわめつけは間違いなくバッハの(マタイ受難曲)と(ミサ曲ロ短調)でしょう。 とはいえ一番よく聞いたのはペルゴレージの(スターバト マーテル)とカンプラの(レクエイム)です。 今まであげた曲は全て僕のクラシックのIさんに教えていただいた曲です。 特にスターバトマーテルは随分と様々な演奏を集めました。 そのためか、あまりに聞きすぎて飽きてしまい、最近はほとんど聞くことがありませんが、とても素晴らしい曲で、オーケストラの伴奏付きの歌曲としては白眉だと思います。 さて最近発見したのがハイドンの歌曲です。 ハイドンの歌付きといえばアーノンクールの指揮でオラトリオの(四季)を持っています。 これもなかなか良い演奏で好きなアルバムです。 先日BTさんが持参したアルバムにフリッツ・ワンダーリッヒの歌曲集がありました。 聞いていると中に気にいった曲がありました。 ヴァイオリンとチェロとピアノの三重奏の伴奏が特に気に入りました。 これがハイドンの曲でした。 三重奏の伴奏というのは珍しいので、この曲を調べて見たら、どうやらスコットランド歌曲集というものでした。 スコットランドの民謡を集めて、それをハイドンが編曲して歌曲集としたものらしいのです。 そこで探していて見つけたのが、(トリオ アイゼンシュタット)の伴奏によるこのアルバム(ハイドン スコットランド歌曲集でした。(下の写真) 聞いてみるとこれが良いのです。 中世風のマイナーな旋律が、どこかで聞いたような懐かしさを感じさせます。 民謡といえば、フランス高地の民謡を集めてアレンジした、カントロフの(オヴェルニューの歌)というのもありますが、これはあまり好みではありません。 日本人にはアイルランドやスコットランドの旋律の方が親やすく感じるのかもしれません。 なんと言っても、北アイルランド民謡の(The Last Rose of Summer)だって、(庭の千草)としてすっかり日本の歌になっているくらいです。 というわけで、ピアノだけの伴奏でない歌曲で、また好ましい曲が見つかりました。 (歌曲はピアノ伴奏ではなくては!)と思っている人がほとんどだと思います。 確かにピアノは唯一、歌に匹敵するほどの感情の起伏を表現できる楽器かもしれません。 それに比べると感情の表現という点では、オーケストラや他の楽器は少々劣る気がします。 もしかすると、のんべんだらりのんべんだらりと聞いていたい僕にとっては、そこが気に入っている理由なのかもしれません? #
by omoshiro-zukin
| 2020-04-18 00:00
| おもしろ音楽
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